【開講記】梅雨の晴れ間の霧ヶ峰で夏鳥観察

ツアー名:7/2(土)花と草原の鳥たち 夏の霧ヶ峰

梅雨の合間で天気が心配されましたが、曇り空から晴れ間に変わっていきました。標高が1,600m以上あるのであまり暑くはないですが、日差しはかなり強いです。まずは緑がまぶしい夏のスキー場で観察開始です。


八ヶ岳や富士山の展望も楽しめます
八ヶ岳や富士山の展望も楽しめます


遠くの電線にホオアカがいます。ちょっと遠いかな。建物の上ではキセキレイが長い間滞在していました。白っぽい羽に黒い点のノスリが上空を旋回です。木の上にカワラヒワがやってきました。残念ながら、期待したオオジシギはいませんでした。


ホオアカ
ホオアカ

少し移動して、標高1,800m付近から登山道を下りながら観察です。遠くに再びノスリが舞っています。ノビタキが尾をピコピコさせています。胸元のオレンジがよく見えますよ。


ノビタキ
ノビタキ

ここでもホオアカが登場して虫をフライングキャッチしています。子どもにあげるんですかね。今度はノビタキのメスがいますが、何やら警戒しています。巣が近いのかな?

続いて森のヒバリことビンズイが現れました。オリーブ色で、セキレイの仲間だから脚が長めですね。風が強くなってきて、鳥たちも耐風姿勢で踏ん張っています。鹿の好物、ニッコウキスゲの花はほぼ電気柵の中だけで咲いています。


ビンズイ
ビンズイ

それにしても、鹿は食べないはずのレンゲツツジが少ないようです。葉も少ないので近づいてよく見てみると。。。あれ!?ヒョウモンエダシャクという蛾の幼虫に食べられています。レンゲツツジの毒を利用して、自身に毒素を溜め込んで天敵から身を守る作戦らしいです。

モズやノビタキの幼鳥も姿を見せてくれました。幼鳥は、今はまだ雄雌の区別がつきませんが、秋にはわかるようになるそうですね。その後、八島湿原に移動しました。カルガモがいます。かなり遠くの木の上にイカルがいます。最後に至近距離でドーンとホオアカが現れてくれました。


ノビタキの幼鳥
ノビタキの幼鳥

お時間そろそろで観察終了。梅雨の晴れ間に爽やかな観察となりました。次回は8/6(土)涼しさ満点の富士山・奥庭です。


*写真の一部はご参加の方からご提供いただきました。ありがとうございました。



【今回確認できた鳥達】


キジ・カッコウ・トビ・ノスリ・モズ・ヒガラ・ヒバリ・ツバメ・ウグイス・ノビタキ・キセキレイ・ビンズイ・カワラヒワ・イカル・ホオアカ・アオジ・カルガモ


 

風の鳥日和

 

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