●ジョージアはワンダー(驚き)がいっぱい
長い歴史の中で、ペルシアやトルコの支配を受け続けたにも関わらず、キリスト教の伝統を守り続けた国。国民のほとんどがジョージア正教徒(東方教会系)で、国内には多くの教会や修道院があります。かつて強大なロシア帝国の侵攻を退けた小さな秘境・上スヴァネティがある国。クレオパトラやロシア皇帝が愛飲したという歴史をもつワイン発祥の国(諸説あり)。そして何より、ヨーグルトをはじめとする乳製品、海(湖)の幸、大地の恵みと自然豊かな長寿の国。食いしん坊からミステリーハンターまで、魅了する驚きに満ちた国です。
画家《ピロスマニ》
1862年カヘティ地方のミルザアニ生まれ、ピカソもその才能を評価していたという、ジョージアで愛される国民的画家。幼くして両親を亡くし、トビリシで絵を描きながら生計を立てるも貧窮。そんな中フランス人女優に恋をしてホテルの前の広場をバラの花で埋め尽くした逸話は「百万本のバラ」の歌にもなって知られる。