ネパールでのデモの続報です。
弊社現地支店によりますと、SNSの禁止令を解除し首相が辞任したことで、Z世代中心の抗議活動は終了したそうですが、政府に対する抗議デモは依然として続いており、国会議事堂や政府庁舎、政治家の自宅、さらにはホテルに火を放ったり、また、それに便乗する人々が現れ、一部暴徒化し銀行やスーパーなどを襲っている状況とのこと。現在、混乱を収めようと軍隊が出動し国民にお願いする形で「今日一日外出を控えるよう」呼びかけているとのことです。
◆以下、在ネパール日本国大使館からの情報です。
ネパールで登録されていないSNSプラットフォーム26種類(Facebook、Instagram、Xなど主要プラットフォームを含む)の閉鎖を契機とする反政府デモは過激化しており、報道によれば、議会付近他各地での抗議デモや、政治家の家、政府機関、政党の事務所、政治家が経営に関与する学校やホテル等への放火、路上でタイヤを燃やすなどの状況が多数発生しているほか、デモ隊が警察から銃器を奪うケースもみられる模様です。
ネパール国内では、カトマンズ、ラリトプール、ポカラのほか、多くの地域で外出禁止令が発令中です。
また、カトマンズのトリブバン空港は、国際線、国内線とも閉鎖している状況です。
今後、さらに各地でデモが発生し、過激化する可能性があります。
在留邦人や旅行者の皆様におかれましては、不要不急の外出は控えるとともに、報道等で最新の情報を入手の上、自ら安全確保に努め、不測の事態に巻き込まれることのないよう十分注意をお願いします。
一刻も早く、デモが平和的に収束し、被害が最小限に留まることを強く願っております。