崎尾博士と巡る、台湾ヒノキと台湾スギの巨木群
台湾の峻烈な山岳地帯に息づく、世界最大級のヒノキと台湾スギの巨木群。本ツアーでは、樹木学の第一人者である崎尾博士とともに、これら稀少な針葉樹が織りなす森林生態系の真髄を深く掘り下げます。
旅のハイライトは、台湾が世界に誇るヒノキの巨木巡りです。東南アジア最大級の群生地である達観山(拉拉山)や、歴史ある阿里山の森を散策し、崎尾博士の解説とともに数千年の時を刻む台湾ベニヒノキの圧倒的な生命力に迫ります。あわせて阿里山エリアでは、ヒノキの巨木群の傍らで天を突くようにそびえる台湾スギの直線的な樹容を観察し、その生態的特徴を学びます。旅の終盤には台北植物園を訪れ、台湾スギの命名者・早田文蔵ゆかりの標本館を見学。生きた巨木と学術的歴史の両面から、台湾の森林文化を多角的に紐解きます。
移動は専用車や新幹線、食事は「鼎泰豊」の小龍包など名店の味を堪能できる充実の行程です。崎尾博士と歩き、樹木への理解が一生の財産となる特別な5日間をご体験ください。

佐渡島,只見の森に精通する植物専門家
崎尾 均 (さきお ひとし)
Botanical Academy 代表、新潟大学名誉教授(新潟大学佐渡自然共生科学センターフェロー)
大阪府出身、埼玉県の林業職を経て、2008年から新潟大学佐渡演習林教授に,2021年退職後、Botanical Academyを設立。博士(理学)、専門は森林生態学、特に水辺の樹木の生活史や保全について研究。現在も佐渡島、屋久島、秩父、只見、富士山をフィールドとして研究。森林や植物に関してセミナーや講義、自然ガイドやサイエンス・カフェなど情報発信を行なう。 NHKドキュメンタリー「伝説の超巨大杉を追う」、「ダーウィンが来た!」、「石丸謙二郎の山カフェ」などに出演。環境水俣賞、尾瀬賞、生態学会大島賞、日本森林学会賞など受賞。著書に「水辺の樹木誌」(東大出版会)、「樹に咲く花−山渓ハンディ図鑑」(山と渓谷社/共著)、「ここがすごい!水辺の樹木 生態・防災・保全と再生」(築地書館)
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