添乗報告記

添乗報告記●ペルー マチュピチュ・クスコ日本語学校交流活動

 

2012年9月7日(金)〜9月14日(金) 文●平山未来

みんなで作ったメッセージボードの前で
みんなで作ったメッセージボードの前で

今春立ち上げた、KAZEの新ブランド「学生スタディーツアー」(略称・学スタ)。まだ、聞きなれない方もいらっしゃるかもしれませんが、その多くは風の支店(信頼できるパートナー)がある、おなじみの「ネパール」「モンゴル」「モロッコ」等を中心とした国や地域で、通常のツアーとは一味違った、より体験度の濃ゆ~いツアーを企画しています。今回は、そんな新星“学スタ”の中でも、特に人気の高いペルーツアーに同行してまいりました。「どんなことが体験できるの?」「社会人なので、学生さんたちと馴染めるか不安…」などなど、素朴な疑問をお持ちの方も多くいらっしゃると思います。そこで、そんな未知なる旅への不安を払拭できるような、“風の学スタ”ならではの、涙と感動あふれる旅の実際をお届けしたいと思います。


DAY1 いざ、憧れの地・ペルーへ!


初日は、まず成田空港を出発し、一度米国都市で乗り継いで、ゲートシティのリマ空港まで。空路はるばる、丸1日かけての移動です。今回は参加者のほとんどが初めての南米旅行で、しかもこの日初めて会うメンバーばかり(ちなみに、今回の参加者は、学生8名、社会人2名という構成)。空港集合時はなんとなく緊張気味の面持ちだった面々も、空港での顔合わせを皮切りに、年齢も分け隔てなく、移動の間にすっかり仲良くなっていました。長い道中でしたが、「思ったよりも近かった!」という声も聞こえて来たりして。きっと、新しい旅仲間たちとの出会いと、憧れの地に向かうワクワク感の方が勝るのでしょう。そんな、何事にも前向きで好奇心旺盛、常に笑い声が絶えないこのメンバーなら楽しい旅になること間違いなし!と確信した旅のスタートなのでした。


DAY2 聖なる谷でゆっくりのんびり


居心地サイコー!な、風の谷・ヤナワラ
居心地サイコー!な、風の谷・ヤナワラ

2日目の早朝には、国内線でクスコへと移動。初日の超ロングフライトに加えて、時差ぼけと睡眠不足に少々悩まされながら降り立ったクスコの街は、素晴らしい快晴の空で歓迎してくれました。…しかしここはすでに3400mもある高地。ゆっくり深呼吸をしながら、空港を出たところで、スルーガイドの「エドガル」とご対面。「はじめまして、これから4日間よろしくね!」

その後、薄い空気と肌寒い気温に体をなんとか慣らし、車を走らせること約2時間。着いた場所はクスコ郊外にある「聖なる谷」。この日のランチは、この聖なる谷にある「風の谷のヤナワラ」にて。実はヤナワラの施設はすべて、アンデスの気候と風土に合わせ、土や藁などの天然素材で作られているため、とっても居心地が良く、高所と長旅で疲れた体を癒すには、まさに最適といえる場所なのです。そんな、自然にも人にもやさしい空間で、この地で作られたおいしいアンデス料理をいただきました。


おなかにやさしくて、とっても美味しかったヤナワラのごはん
おなかにやさしくて、とっても美味しかったヤナワラのごはん
ヤナワラで採れたハーブ(カモミール)ティー
ヤナワラで採れたハーブ(カモミール)ティー



ヤナワラでゆっくり過ごした後は、オリャンタイタンボへと向かいます。午後はこちらで、高所に体を慣らす意味を兼ねての遺跡観光。このオリャンタイタンボ遺跡はインカの時代の要塞跡。標高約2800mの高地で、登らねばならない階段はその数約300段(!)。何度も深呼吸をしながら、ゆっくりゆっくり登ります。しかし、こうやって深呼吸をしながら歩くことが、高地に体を順応させるためにはとっても大切なこと。がんばって歩いたおかげで、一巡するころには高所の空気にも慣れて、つらかった呼吸も随分楽になった気がしました。


深呼吸をしながら、オリャンタイタンボ遺跡を散策
深呼吸をしながら、オリャンタイタンボ遺跡を散策
「あ゛~…」 壁に反響して、音がよく響いてきます
「あ゛~…」 壁に反響して、音がよく響いてきます



そして、日も暮れ始めた頃、麓の村にある、かわいらしい宿にチェックイン。ちょっと一息ついてから、夕食前の時間を使って、翌日に迫ったペルーの学生たちとの交流活動に向けての意見交換。まずはリーダーを決め、「どうやって自己紹介しよう?」「何のゲームにする?」などなど、みんなでアイデアを出し合いながら、睡魔(…zzz)とも闘いながら、翌日の交流プログラムに向けての準備に勤しんだオリャンタイタンボの夜なのでした。


DAY3 ドキドキしながら、いよいよ学生や子どもたちと対面!


小学校に掲げられたメッセージボードの前で。「みんなでがんばってつくったぞ~!」
小学校に掲げられたメッセージボードの前で。「みんなでがんばってつくったぞ~!」

ついに、今日は待ちに待った交流の日。ドキドキしながらバスに乗りこみ、会場となるeco catへ。ここで、クスコ日系人協会の学生たちと感動のご対面。「ようこそクスコへ!」と書かれたボードを掲げながら、歓迎してくれた学生たちの、そのキラキラとした笑顔がまぶしいことまぶしいこと!

ちょっぴりシャイなペルーの学生たちと打ち解けるべく、昨晩みんなで準備した小道具を使ったゲーム(伝言ゲームや連想ゲーム)をしながら、学生たちと自由に交流。普段は、学校では唯一の日本人である熊谷先生以外の人と会話をする機会がほとんどないため、学生たちも私たちが来ることをとても楽しみしてくれていた様子。こちらが思っている以上に喜んでくれて、私たちもつられてうれしくなってしまいます。

交流を深めた後は、学生たちとともに、貧しい子どもたちのために建てられた「ディヴィノマエストロ小学校」へと移動。ここでも、子供たちからハグの大歓迎が待っていました。今回、小学校での活動は、子どもたちや先生たちと一緒に、日本とペルーの交流記念したメッセージボードを製作することに決まり、慣れない手つきでも、みんな一生懸命にペンキを塗ったり、切り紙をしたり…。途中、雨がパラついて来たりもしましたが、昼過ぎには無事完成!


交流活動中はいろんなゲームをして、大いに盛り上がりました
交流活動中はいろんなゲームをして、大いに盛り上がりました
ウルバンバ村の子供たちと、仲良くペンキ塗りに挑戦!
ウルバンバ村の子供たちと、仲良くペンキ塗りに挑戦!
午後は、ペルーチームvs日本チームの綱引き合戦!
午後は、ペルーチームvs日本チームの綱引き合戦!
素敵な贈り物と楽しい時間をありがとう
素敵な贈り物と楽しい時間をありがとう



言葉は完全に通じなくても、想う心は通じるもの。みんなで一緒に仲良く昼食を食べ、最後は芝生の広場で綱引き大会!その後も、ペルー式のドッチボールなどをしながら、午後も大いに盛り上がりました。最後は、小学校の子供たちから、交流記念に手書きの絵と素焼きの陶器が贈られ、「こちらこそ、楽しい一日をありがとう!」と、感謝の気持ちでいっぱいに。心に深く刻まれる、思い出深い1日になりました。

DAY4 日本語ガイドの実践練習をかねて、学生とともにマチュピチュへ!


ついに、憧れのマチュピチュが目の前に!!
ついに、憧れのマチュピチュが目の前に!!



いよいよ、今日は待ちに待った念願の、世界遺産マチュピチュ遺跡の観光日。もちろん、これもただの観光ではなく、昨日交流した日系人協会の学生たち2名(↑写真左上)が終日同行し、日本語ガイドの練習をしながら私たちを案内してくれるのです。

朝早く、オリャンタイタンボ駅からペルーレイル(天井が窓になっている展望列車・ビスタドーム)に乗り、いよいよマチュピチュ遺跡の入り口、マチュピチュ村へ向かいます。みんなも期待が高まっているのか、列車の中はまるで修学旅行のよう。1時間少々の鉄道の旅の車窓からは、キレイにアンデスの雪山を望むこともできました。そして、最終駅で列車を降り、今度はくねくね道のオフロードを抜けて、ついにマチュピチュ遺跡に到着!写真やテレビで何度も見た、石造りの都市が、いままさに自分たちの目の前に。夢にまで見たこの景色。みんな口々に「すごぉ~~い!やっぱり来てよかったー!」と、感動と感激の嵐。


展望抜群なビスタドームに乗って、いざマチュピチュへ
展望抜群なビスタドームに乗って、いざマチュピチュへ
車窓からは5,000m級のアンデスがひょっこり
車窓からは5,000m級のアンデスがひょっこり
どこから見ても、絵になる絶景!をこの目に焼き付けました
どこから見ても、絵になる絶景!をこの目に焼き付けました
念願かなってリャマにも会えちゃいました♪
念願かなってリャマにも会えちゃいました♪


遺跡滞在は、おおよそ4時間ほど。見事な段々畑、美しい曲線を描く太陽の神殿、日時計として使われたインティワタナなどを見学し、最後はリャマにも遭遇♪ 最初は、恥ずかしがって日本語も少したどたどしかった学生ガイドたちも、最後の最後まで日本語で一生懸命案内してくれました。ゆっくり、丁寧に話してくれたおかげで、私たちにも十分伝わったよ、ありがとう!今回の実践研修は、きっと彼らにとっても、良い刺激になったことでしょう。想像以上に美しかった、大スケールのマチュピチュを120%満喫し、観光後は、サンクチュアリロッジのビュッフェでおなかを満たして、完全燃焼した一行は、移動の車中は全員寝落ち、静かにクスコへと移動したのでした。

DAY5 クスコの町と仲良くなった学生たちとの、涙涙のおわかれ…


思い出深いクスコでの熱い夜
思い出深いクスコでの熱い夜



前日に続き、この日も日本語を学ぶ学生たちとクスコ郊外遺跡半日観光へと繰り出します。標高が高いこともあり、参加者の方も体調万全ではありませんでしたが、4つの遺跡を一緒に廻りながら、一生懸命解説してくれる彼らの解説にしっかりと耳を傾けます。もちろん、授業とはいえ、遊ぶときもカラダいっぱい遊びます。サクサイワマン遺跡では、インカ時代から利用されているという天然の岩のすべり台にも挑戦!「・・・い、意外とコワイ~!」なんて、キャーキャーいいながら、すっかり童心に返って、みんなはしゃいで大笑い。将来、彼らがガイドをしている姿を微笑ましく思い浮かべながら、大迫力のクスコの遺跡を後にしました。

昼過ぎに一旦ホテルに戻り、午後は半日フリータイム。市場へ買い物にでかけたり、部屋でゆっくり休んだり。みんなすっかり、クスコの町が気に入った様子。そして、楽しい時間はあっという間。この日がペルー滞在最後の夜。クスコ日系人協会の学校にお邪魔して、この3日間一緒に過ごした学生たちとのお別れパーティを開催。ここでも、学生たちに楽しんでもらおうと、日本語でのゲームを催し、ビンゴゲームや○×ゲームで大盛り上がり。予想以上に楽しんでくれて、みんなも大喜び。そして、宴もたけなわになった頃、なんとペルー側から、9月生まれの2人のために、誕生日ケーキとプレゼントのサプライズが。ペルー式のお祝いも体験できて、最後は仲良くなったみんなと、ハグでお別れ。一生記憶に残るクスコでの熱い夜でした。最後、帰る車中では、「クスコはほんとに最高の町。明日帰るなんて信じたくない。。。」と、感極まって涙する学生たちもいて、たくさんの素敵な出会いに、心から感謝した3日間でした。


格段にガイディングがうまくなった学生たち
格段にガイディングがうまくなった学生たち
すっかり気分はインカ兵?
すっかり気分はインカ兵?
ペルー式の誕生日祝いは、豪快にこれを叩くのだとか
ペルー式の誕生日祝いは、豪快にこれを叩くのだとか
一生思い出に残るパーティでした
一生思い出に残るパーティでした


旅を終えて…


見るもの、ふれるものすべてが刺激的だった8日間。怒涛のように過ぎ去った旅を終えて、今回参加してくれた社会人メンバーから、こんなうれしいメールをいただきました。

「学生の頃から海外ボランティアに興味があり、細々とツアーに参加していましたが、その場限りになりがちな、自己満足とも言える私のボランティアにはたして意味があるのか、正直疑問でした。今回このツアーに参加して、微々たることかも知れないけれど、今回のように日本語を学ぶ若者と交流するなど、何かしらの行動をすることは、ただ自分が楽しむだけの旅行ではなく、現地や現地の人々を大切にすることにつながるのかなと思いました。今回のツアーでつながった出会いを大切に、これからも可能な限りそんな旅が出来たらと思います。」

誰かのために、なにかを思って、行動をすることは、年齢も職業も関係ありません。『案ずるより産むが易し』、『思い立ったが吉日』です。 興味をお持ちの方には、ぜひ勇気を出して出かけていただきたい風の学スタ企画。期待以上の感動と出会いが待っている、スペシャルな旅になることをお約束します。


すべての出会いに感謝!
すべての出会いに感謝!

出会った人、すべてが温かくて、思い出すとじんわりと胸が熱くなるほど、深く心に残った今回のぺルー旅。そして、出会った仲間たち、みんなに感謝の気持ちでいっぱいです。Muchas gracias!


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ペルー 世界遺産マチュピチュ・クスコ日本語学校交流活動 8日間 外部サイト

最少催行人員●10名(定員16名) 添乗員●同行します。

2/16(金)発|東京発 399,000円|大阪・名古屋発 409,000円 募集中
3/16(金)発|東京発 429,000円|大阪・名古屋発 439,000円 募集中

ツアー概要クスコの日本語学校に通い、日本語ガイドを目指す現地学生とマチュピチュを訪れ、日本語ガイドの実地練習に付き合います。村を訪れ、村人と福祉活動も。

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