
9/6(土)18:00試合開始 広島カープ対阪神タイガース 甲子園球場にて
2025年9月7日(日)2年ぶり7度目のリーグ優勝を果たした阪神タイガース。
球団創設90周年という節目の年、2リーグ制になってから歴代(1950年以降)最速(過去最速は9/8)で、さらに就任1年目・新人監督では球団史上初で優勝を決めたことは、あまりにも出来過ぎた物語のよう。
新人監督であるだけでなく指導者としての経験もゼロという不安をも一蹴しました。
今シーズンのタイガースは投・打ともに選手の層が厚かったという印象。特に防御率2点台前半という盤石の投手陣を中心に安定した戦いをみせ、5月17日に首位に立ってからは、その座を1度も明け渡すことなく、圧倒的な強さでリーグ制覇を成し遂げました。もっとも他の球団は主力選手が故障して離脱するなど、本来の力を発揮できなかったことも大きな要因と言えます。
終わってみれば独走で順風満帆に見えたシーズンでしたが、6月のパシフィック・リーグとの交流戦では、それまで調子が良かったはずが、一転して突然歯車が狂い出したかのように投打のバランスが崩れ、7連敗を喫し8勝10敗と負け越し。このまま沈んでしまうのでは?と内心ヒヤリとした時期もありましたが、幸いセ・リーグの他球団が同様に足踏み状態だったことにも助けられました。交流戦については、1~6位までをパ・リーグのチームが占め、7~12位がセ・リーグという信じられない結果でした。昔から「人気のセ・リーグ、実力のパ・リーグ」とはよく言われていますが、まさにその言葉を思い知らされた気がしました。
私事になりますが、9/6(土)優勝へのマジックナンバーを「3」から「1」に減らし、優勝に「王手」をかけた試合を甲子園で生観戦していました。「Xデー」はいつになるのか、1週間前頃から、そわそわして何をするにも落ち着かず、観戦前日にはタイガースが見事に勝利し、対象チームの結果次第ではマジックナンバーが「2」となり優勝を決める戦いに、さらには胴上げシーンを目の前で?「こんな経験は長い人生で1度あるかないかの絶好の機会だぁぁぁぁ」と勝手に思い描き独り興奮していたのですが、結局は対象チームが勝利したため、私の夢は呆気なく終わってしまいました。

阪神電車・甲子園駅(既に戦闘態勢のタイガースファンが続々と現れます)

甲子園球場周辺は何もかも虎仕様に!(某牛丼チェーンのお店も)

夏の高校野球の舞台、タイガースの本拠地の阪神甲子園球場
それでも優勝が目前に迫った一戦のファンの盛り上がりは最高潮で、甲子園で何度も観戦してる私ですが、今までに味わったことがないほどの熱気と大歓声に包まれていました。
結果は(広島カープ)1-4(阪神タイガース)で見事に勝利してくれました。
攻撃では今年急成長した若手の森下選手と2冠王(ホームラン、打点)に輝くと思われる佐藤選手のタイムリーヒットをはじめ、球団日本人選手としては史上最速で通算1,000本安打達成した近本選手のツーベースヒット、抜群の守備力を誇る中野選手のヒットなどで計4点を挙げました。守りでは鉄壁の投手陣の一角を担う及川投手から連続無失点記録を更新中の石井投手に継投し最後を締めてくれました。今年の投打を象徴する選手たちの活躍を目の当たりにし、ホームランこそ出ませんでしたが、満足のいく試合でした。

広島カープの中村選手と対する石井投手

広島カープ1-4阪神タイガース 見事に勝利!
「優勝!」という瞬間を味わうためだけに、日頃から身体を鍛え上げ、練習や準備をやり抜き、最近の猛暑にも負けない体力作りをするだけでなく、戦略を練り、配球を分析・研究するなど頭も使いながら試合に臨む選手たちの偉大さには本当に頭が下がります。
ペナントレースという競技では栄冠を刻みましたが、この後、日本シリーズ進出を争うクライマックスシリーズのファイナルステージへ。この勢いのまま日本一に輝いて欲しいと願うばかりです。