【なにわ日記】 時をかけるラーメン

先日、恒例となっている某ラーメンチェーンに夕食を食べに行きました。
メニューはお決まりの「こってり大」である。毎月訪れるこの、味も臭いも濃いお店には珍しく女子高生が二人、向かいの席に座ってました。聞こうとせずとも、どうやら、恋心いだく人にLINEかメールを送るか送らないかを相談してるような雰囲気が伝わってきます。

送った返事が秒で返ってきたりするのだろうか、書き間違えても編集とかできちゃんだろうか、など勝手なことに思いを巡らせたりしてるうちに、以前テレビか何かで聞いた話が頭をよぎりました。1899年に始まった日本からペルーへの移民。当時の人たちは、故郷日本との連絡は船便しかなく、その便数も限られていたため、送った手紙の返事が、帰ってくるのに1年以上要した、という話を思い出した(記憶ちがだったらすみません)。今なら、良くも悪くも、地球の裏側でも瞬時に返事が返せなくもない時代。昨年入社した新人氏から「ペンパルって何ですか?」という質問にショックを受けたことも思い出しました。「時間が忘れさせてくれる」という言葉もこれからは変わっていくのだろうか、時間を掛けても思い出せないことが多くなってきた年齢になって考えてみた。

それにしても、心弾ませるお二人に幸多からんことを祈るばかりです。こんな偏食家の私が、来週コーカサスに参ります。コーカサスは味音痴の私も料理が楽しみな地域のひとつです。次回はコーカサスのおいしい情報をお送りできればと思っています。

来週、私の同行予定のツアーはこちら
陸路で駆け抜ける文明の十字路 コーカサス3カ国大周遊16日間

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