【バードウォッチングツアー添乗報告記】
7/14発 岡山 吉備高原 ブッポウソウ

ツアー名:岡山 吉備高原 ブッポウソウ

2018年7月14日(土)
文●ツアーガイド:久下 直哉(くげ・なおや)


朝7時30分、岡山県吉備中央町に向けて大阪駅を出発。今回の目的はブッポウソウの子育てを観察することです。本来なら、一週間前に出発予定でしたが、荒天のため中止とし、追加設定として催行になりました。


 吉備高原バードウォッチング

岡山道賀陽から吉備中央町に入り道の駅賀陽(かよう)に到着。まず巣箱に設置されているブッポウソウの給餌の様子をライブカメラで観察し、資料を基にブッポウソウの解説をしました。ちょうど生まれて2週間目ぐらいの雛でした。

その後、最初のポイントに向かいました。下見していた時にはよく見かけたのですが、声も無く姿が見られません。暑い汗ではなく冷や汗をかきましたが、気持ちを切り替えて2番目のポイントへ向かいました。バスから先に下りてブッポウソウの存在を確認したところ「ここにいるぞ~!」と呼ぶかのように、ブップソウ独特の声が聞こえます。すぐに飛翔しているところや休息しているところを確認して、バスの中で待機しているお客様を呼びに行きました。


ブッポウソウブッポウソウ

撮影を楽しむ方や観察を楽しむ方、色々な方が暑さを忘れてブッポウソウに夢中になっています。しかし、吉備中央町はブッポウソウの観察ルールが定められていて1カ所に滞在する観察時間が決められていています。今回のツアーでもブッポウソウの繁殖に影響を与えないようにルール内の時間で観察します。


観察風景観察風景

2番目のポイントで観察後は、道の駅かもがわ円城にて水分補給とトイレ休憩です。その後、再び観察コースに沿って進みます。途中、車窓から見下ろすように、電線に止まるブッポウソウの姿を観察しました。

3番目のポイントはいつもお世話になっている養蜂家のお宅です。先ほどの雛より成長しているブッポウソウの雛のライブ中継を観察し、外では巣箱を出入りする様子を観察・撮影させて頂きました。もちろんご希望の方には日本ミツバチがレンゲ畑から集めてきたハチミツを購入していただきました。ここの巣箱では意外と巣箱への出入りがよく見られて、参加者の皆さんも満足そうな笑顔になっていました。


ブッポウソウブッポウソウ

そして、最後にもう一度最初のポイントへ向かってみると、やはり下見のとき同様にブッポウソウの姿があります。飛翔する姿をゆっくり観察することがきました。


帰りの高速道路は、途中から渋滞&渋滞というなかなか進めない状態になりましたが、関西では話題の新名神を通り、人気の宝塚北サービスエリアに立ち寄って大阪に戻ってきました。今回は暑い中でのツアーでしたが、ブッポウソウを見たいという皆様の気持ちの方が熱く楽しい1日となりました。ご参加いただきまして誠にありがとうございました。


【今回確認できた鳥達】


ダイサギ、アオサギ、カルガモ、トビ、キジバト、ホトトギス、カワセミ、ブッポウソウ、ツバメ、コシアツバメ、キセキレイ、ハクセキレイ、ヒヨドリ、ウグイス、キビタキメジロ、ホオジロ、カワラヒワ、イカル、スズメ



 

風の鳥日和