【バードウォッチングツアー添乗報告記】
7/7発 岡山 吉備高原 ブッポウソウ

ツアー名:岡山 吉備高原 ブッポウソウ

2019年7月7日(日) 
文●ツアーガイド:久下 直哉(くげ・なおや)


昨年のツアーは西日本豪雨の影響で1週間延期となりました。今年はどうなるかと心配していましたが、予報以上の晴天です。

バスは山陽道を走り岡山県吉備高原に向かいます。車内ではクイズ形式でブッポウソウの生態についてレクチャーします。途中の渋滞も無く予想より早めに目的地の道の駅に到着です。

 吉備高原バードウォッチング

事前に聞いていた現地の情報によると、今年は2年ぶりに道の駅近くの巣箱でブッポウソウが繁殖しているとのこと。まずはここでしっかりとブッポウソウ観察ルールに基づき距離と時間を考えて観察します。

給餌顔出し給餌顔出し

巣箱から少し離れた林の稜線にある枯れた松の木の枝先にブッポウソウが止まっています。何度かフライキャッチして昆虫をついばみ、巣箱に入っていきます。このフライキャッチ&給餌の一連の流れを何度も繰り返しています。

昼食後は、道の駅にある集会室で、現地のブッポウソウの研究員の黒田さんと共に、ブッポウソウが吉備高原に飛来して繁殖&巣立ち、そしてどこまで渡って行っているかを解説します。

黒田さん解説黒田さん解説

その後、バスで移動して他の地域の巣箱も観察します。各ポイントの巣箱周辺ではブッポウソウだけでなく、ウグイスやキビタキがさえずり、また上空を繁殖中の、サシバが「ピックイー」と鳴きながら旋回しています。

ブッポウソウを最も良く観察できたポイントは、最後に訪れた工場近くのポイントでした。安全にバスを停め、思っていた以上の近距離で観察&撮影ができたので参加者の皆さんも笑顔です。

餌持ち餌持ち

楽しい観察&撮影時間もそろそろ終了、帰路につきます。帰りも渋滞無くスムーズに大阪駅に到着。

今回、参加の方には観察ルールに協力して頂きました。ありがとうございました。また現地、調査研究員の黒田さんには今年もお世話になりました。ありがとうございました。

来年も同じ時期にブッポウソウのツアーを予定しています。また、皆さんとお会いできる日を楽しみにしています。


【今回確認できた鳥達】


カワウ、ダイサギ、チュウサギ、アオサギ、カルガモ、トビ、サシバ、キジバト、ブッポウソウ、ツバメ、イワツバメ、コシアカツバメ、キセキレイ、ヒヨドリ、ウグイス、キビタキ、ヤマガラ、シジュウカラ、ホオジロ、カワラヒワ、スズメ


風の鳥日和