モンゴルへ行ってきました! 〜Part2〜

つむじかぜ155号より


◇一張羅
弊社直営のモンゴルにある「ほしのいえ」は、遊牧民の習慣に習って、 夏と冬ではキャンプ地を変えます。先日、冬のキャンプ地に引っ越したばかりの「ほしのいえ」に行って来ました。冬の間は、毎年、バターさん一家のキャンプ地に「ほしのいえ」が、“同居”する形を取っています。ですから、「ほしのいえ」に行けば、そのままバターさん家にホームステイするも同じなんです。

今年は夏の間雨が少なく、草があまり十分に育たなかったので、家畜はウランバートルから西へ約170キロ位の場所に移動させています。バターさんも家畜たちと一緒に行ってしまい、不在です。バターさんの留守中は、バターさんの奥さんが馬8頭、羊2頭、山羊4頭、牛3頭の面倒を見てくれています。それらの家畜は餌を食べ、寒い冬を越します。乗馬や乳搾り体験などは可能です。4月にはカシミヤとりの体験もできます。

さて、先週お知らせしたウランバートルでのパーティーの踊りの名手は、なんと、このバターさんの奥さんなのです。一張羅を着て、ほんのりとお化粧をした出で立ちは、ゲルの中でスーテーツァエを出してくれる、あのいつもの姿とは、まるで別人でした。いったいどこで踊りを習っているのか?まさか草原で・・・?なんでも、遊牧民たちの集まりが“村”であると、みんなでよく踊るんだそうです。そこには、私たちには見えない、何気ない生活があるんですね。

私は、母が普段は割烹着を着て、家事と店番(私の生家は菓子屋だっ たので)をしていたのに、それこそ一張羅を着て、親戚の集まりに連れて行ってくれた子供の頃のことを、ふと懐かしく思い出しました。

★弊社代表取締役原優二の「風の向くまま、気の向くまま」は弊社メールマガジン「つむじかぜ」にて好評連載中です。

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