ほしのいえ緑再生プロジェクト(仮称)

つむじかぜ185号より


毎年、この時期に、MONGOL KAZE TRAVEL(MKT)のスタッフ及びガイドたちとミーティングするためにモンゴルへ行きます。今年は、ウランバートル到着後すぐ「ほしのいえ」に向かいました。今年は、冬が遅くて、まだ、殆ど雨が降らず、その上、風が強くて、ウランバートル周辺の草原がかなり荒れていると聞いたからです。

私たちが到着した日に雨が降り、草原は、ほんの少し薄っすら緑がかかっていました。「どうか、雨よ!降ってくれ。誰か、雨男、雨女はいないのか。シャーマンを呼んで雨乞いをしよう。」冗談ではなく、そんな気持ちになります。

実は、これだけ、草原が荒れてきた原因は、雨が少ないということもありますが、家畜が増えすぎたのも大きな理由です。特に、カシミヤが高く売れるので山羊が爆発的に増えています。山羊は根まで草を食べてしまい、草原が荒れる大きな要因になっているのです。

私たちは、今年、ほしのいえで井戸を掘りました。80m近く掘ってやっと水が出ました。もちろん、専門業者に頼んで地質などを調査してもらいました。出ない場合もあるそうですから先ずはラッキーでした。スクリンプラーを使って、周辺だけでも緑にしようというのが狙いです。ポプラの木も十数本ですが植えました。

もはや、黙って見ているだけじゃ砂漠化の進行を待つばかりです。そこで、ほしのいえ緑再生プロジェクト(仮称)を始めました。

つづく

★弊社代表取締役原優二の「風の向くまま、気の向くまま」は弊社メールマガジン「つむじかぜ」にて好評連載中です。

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