15年ぶりのソウル

つむじかぜ190号より


ソウルに来ています。昨晩(7/14)、19:35羽田発の大韓航空で金浦空港へ入り地下鉄5号線に乗り東大門運動場で乗り換え明洞のホテルにチェックインしました。ソウルは15年ぶりの2回目ですが、羽田から僅かに1時間45分、地下鉄で約1時間、まるで福岡あたりに来ている感覚です。

ハングルだってもう東京でも毎日のように電車の中などで耳にしますから全く違和感がありません。日本語交じりの看板が所狭しと並んだここ明洞は、原宿や、歌舞伎町、表参道を併せたような印象です。何でも、自然系の化粧品が安く手に入るので、日本人の女性に人気があり、マツモトキヨシのミニ版のような店が最近は増えたそうです。呼び込みも“日本人の日本語”ですから、全く違和感がありません。まるで会社の近くの中野のサンモールを歩いているような錯覚に陥ります。

今更のことでしょうが、アジアの経済大国は日本だけではなく、むしろ、最近は日本の相対的な地位の低下が目立ちます。海外旅行市場においてもその傾向は顕著で、特に、韓国はもの凄い勢いで伸びています。

昨年、訪日韓国人観光客は約270万人、訪韓国日本人をついに上回りました。韓国人の海外渡航者数は、約1,300万人(日本は1,730万人、その出国率は、なんと約25%(日本は13.9%)にもなります。大陸と陸続きですから、訪中旅行者で約450万人程になるそうですが、それにしてもこの出国率差には驚きます。かつては、日本人も「海外を見てやろう」という意識が旺盛で若者は、バックパックを担いで貪欲に海外に出ましたが、今は、とても韓国人にはかないません。

今回、私は、日本旅行業協会の仕事で、韓国の最大手の旅行会社であるハナツアーの社長に会いに来ました。韓国の海外旅行市場の現状と今後の展望を伺い、来る9月18日にビックサイトで開催される世界観光会議にスピーカーとして登壇してもらうよう要請するためです。今から、会います。どんな話になるか楽しみです。

★弊社代表取締役原優二の「風の向くまま、気の向くまま」は弊社メールマガジン「つむじかぜ」にて好評連載中です。

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