海外旅行保険

つむじかぜ297号より


今年は、スイスの登山列車の脱線事故や米国ユタ州のバス事故、つい、一昨日は、ネパールで国内線が悪天候で墜落するなど、海外での事故がしばしば報じられている。

先日、保険会社の方から、あの、ユタ州のバス事故に遭われた日本人の半分ほどが海外旅行傷害保険に加入していなかったと聞いた。現地で治療を受けている人もまだいらっしゃると思うが、無保険じゃ大変だと他人ごとながら心配になる。

特に、米国の場合は、治療費が一日100万円単位でかかることもある。旦那さんが事故に遭われて入院し、ICUで治療を受けたが、その治療費が一日100万円を超え、奥さんが、こわくなって日本に逃げ帰ってしまったなどということもあったそうだ。

海外旅行中に事故に遭遇した場合は、どんな国でも、予想以上のお金がかかる。弊社は、このことを、身をもって何回か経験した。ご家族が緊急で現地に向かう飛行機代や現地の滞在費、亡くなった場合は、ご遺体を日本に搬送する費用など莫大なお金が掛かる。保険は、本当にありがたい。

しかし、保険の効用は費用の補償ばかりではない。保険に入っていれば『いい病院』で治療が受けられるということにある。保険にさえ加入していれば、病院は、安心して高度な治療を施してくれる。

また、保険会社と契約しているアシスタンス会社(救援専門会社)が、病院や家族の滞在ホテルの手配、その他、日本に戻るまでの一切の面倒を見てくれる。弊社も、このアシスタンス会社と協力しお客様の救援を行うことになる。実に、ありがたい存在である。

たったの7、8千円の保険料をケチれば、命を捨てることにもなる。家族に大変な費用負担を強いてしまう。弊社では、しつこいくらいにお客様に保険への加入奨める。多少、怒られてもいいから、これからも、これだけは怠らずにやろうと思う。

★弊社代表取締役原優二の「風の向くまま、気の向くまま」は弊社メールマガジン「つむじかぜ」にて好評連載中です。

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