カトマンズ便り -その1-

つむじかぜ299号より


バンコクを経由してネパールの首都カトマンズに着きました。9月のこの時期は、雨季の終わりですが、まるで、雨季の真っ最中かのように空港の上空を分厚い雲が覆っていました。雲の中では飛行機は、さすがに激しく揺れましたが、雲を抜けた瞬間、緑豊かなカトマンズ盆地が鮮やかに目に飛び込んできました。

トレッキングシーズンの10月〜3月の間は、乾期に当たりますから、晴天の日が多くヒマラヤを望むには最高ですが、実は、里の山や村は、夏の方が遥かに綺麗です。3000〜3500m以上の山では、高山植物も沢山見られます。

今日の宿は、カトマンズで一番の賑わいを誇るタメル地区にあるマーシャンディーホテルです。かれこれ20年近くの間、弊社が一番多く使ってきたホテルで、お客様がフリータイムにご自分でタメルを歩くには最適なロケーションにあります。3星ホテルですが、いろいろ無理も利いてくれる「仲のいい」ホテルでもあります。

幾ら5スターのホテルでも、車を使わないと街を歩けないようなホテルは、弊社のお客様には向きません。そんな意味では、弊社の自由度の高い少人数ツアーを主にしたやり方を象徴するホテルかもしれません。

早速、NEPAL KAZE TRAVEL(NKT)の事務所にやってきました。シーズン前ということで、20名ほどのスタッフが殆ど揃っています。珍しいことです。これは、いい機会だと、集合写真を取りました。シーズンには活躍してくれるアルバイトガイドたちも揃っていたので、みんなの話を聞いてみました。ネパール人はとてもハニカミ屋で、且つ、「社長」の前で物が自由に言えるほどの機会は滅多に無いのでとても緊張した様子でした。

しかし、アルバイトガイドといっても、既に、他の会社でガイドをしていたり、かれこれ10年以上、NKTで働いてくれていたりしますから、雇用形態の違いはありますが、力のある者ばかりです。

さあ、これから、NKTのスタッフを集めてミーティングです。一週間、こちらに滞在します。その様子は、また来週書きます。では皆さん、ダンニャバード!

★弊社代表取締役原優二の「風の向くまま、気の向くまま」は弊社メールマガジン「つむじかぜ」にて好評連載中です。

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