本当の強さ

12月から営業日を月、火、木、金の4日間にした。水曜日は休業日とし雇用調整助成金を申請している。営業時間は11時から17時まで。今はお客様が少ないので営業時間は短くし、夏の企画に時間を充てようという意図だ。海外旅行は再開したが、未だコロナ禍真っただ中のままで、海外旅行は2019年比20%程度しか戻っていない。観光円高や海外の物価高などが影響しているが、やはりコロナへの不安が払拭されていないことが一番の原因だと思う。「まだ、海外旅行は見合わせておこう」そんな雰囲気を感じる。

ここに来て、感染症法の2類相当から、5類ないしは5類相当への変更の話が進み始めたが、やはりワクチン接種費や治療費が国費から自己負担になることが、ワクチン接種率の低下や治療の忌避を招くのではないかと懸念されている。ワクチン接種を今後も推進し集団免疫を高め、維持することが国の政策ならば、当然ながらワクチン接種は国費とすべきだろう。また、治療薬が高額ならば何らかの形で国が助成すべきだ。財源の問題もあろうが、withコロナの形を明確に示すのが国の役目ではなかろうか。

水曜日も、通常私だけは出勤をしているのだが、今日は所用のため自宅にいる。午前中は、時間が空いたので駅前のハンバーガーショップに来てこの原稿を書いている。平日とあって客は殆どいない。店の正面は、4間ほどの幅で床から天井までガラス壁となっていて、陽は差し込まないが店内は自然光でとても明るい。この店のオーナーの趣味だろうか。この店ではジャズが流れる。今も、ジャズピアノが静かに聴こえている。サックスホーンの曲もよく使われる。いつもは、日曜日にPCを持って原稿を書きにくる。午前10時ころなら空いているので静かにジャズが聴ける。明るい店内でコーヒーを飲みながらお気に入りの席に座って聴くジャズも中々いい。

学生の頃は、ジャズ喫茶に時々行ったが、どこも薄暗く煙草の煙が充満していた。その後もずっと薄暗いバーでウィスキーを飲みながら聴くのがジャズだと思っていたが、明るい自然光を体中に浴びて聴くジャズの方が、今は心落ち着くから不思議だ。物憂い気分に浸って悦に入っていた若いころが懐かしくもあり恥ずかしくもある。

ここしばらくは、サッカーで嬉しい時間が過ごせた。インターナショナルに活躍する選手が増えたせいか、チームプレーでありながら選手は個としても自立している。且つ、個の責任を自覚している姿がとてもいい。自立し自律する。本当の強さとはそういうものだと思う。ワールドカップの映像で気づかれたことと思うが、もう、マスクをしている国は世界中殆どない。「さあ、海外に出よう」そういう気分に、日本も、一日も早く変わってほしい。

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