妙な咲き方

今年の桜は、予想が大分外れ大幅に遅れました。多くの旅行会社が、ここぞとばかりに桜を愛でるツアーをつくって販売していますが、大分、当てが外れキャンセルも多かったみたいです。旅行会社の中には、最初から目的地を限定しないで、ツアー実施日に桜が咲いている所に行くようなツアーを作っている会社もありますが、日帰りならともかく宿泊付きになるとそれも難しいでしょう。

それにしても、今年は、妙な咲き方でした。やっとつぼみを膨らませ開き始めたと思ったら、急激に気温がさがり一旦咲くのを止めてしまいました。2~3日後には春を通り越したような暑い日がやってきて、“さあ!”とばかりに再び花を開こうとしたら、きっと勘違いしたのでしょう。まだ、花が散り始めてもいないのに緑の葉が出てきてしまいました。そんな妙な現象はあり得ないのでしょうが、私には少なくともそう見えました。

花見は嬉しいものです。弊社でも、4/5(金)に中野駅の傍の中野セントラルパークで花見をしました。“花見は寒い”というのが相場ですが、それでもやっぱり花見はいいものです。しかし、今年は雪が舞うかと思えるような寒さで本当に参ってしまいました。風がなかったから何とかなりましたが、流石に体調を崩したスタッフもいたようです。

今日は4月14日(日)。家の近くのモスバーガーでこの原稿を書いています。このモスは、何故かジャズが1日中流れています。明るくて健康的なモスに、サックスホンやピアノの結構ハードなジャズが不思議と合います。夜は、照明を変えて衝立を少し入れて個室感を出し、ウィスキーやワインでも飲ませてくれたら最高ですが、それは私の勝手な戯言です。

昨日から東京も暖かくなりました。それでもまだ4月なのに、もう半袖姿の人が結構いて驚いてしまいます。昨年はどうだったか覚えていませんが、確かに、春と秋が極端に短くなってきたと感じます。

「戸外で実施するツアーや講座に関しては、熱中症にならないよう注意してください」。社内では、先週からそんな注意喚起が行われるようになりました。“まだ4月半ばなのに?” と驚きますが、暑さに慣れないこの時期が一番危ないというわけです。5~6月の梅雨入り前に急激に暑くなって熱中症になったことがニュースになったのは、つい10年位前だったように思います。“この時期でも熱中症なんてあるのか?” と驚いたものです。それがどんどん早くなって、ついに冬が終わると即、熱中症の警戒が要るというわけです。忙しないことです。

来週あたりは、半袖を出して夏に備えようかと思っています。しかし、我が家にはまだ炬燵があります。とても妙な感じです。体はなかなか慣れてくれませんが、気持ちは、ぐっと踏ん張って気丈にしていなくてはなりません。穏やかな春が懐かしいのは私ばかりでしょうか。

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