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なぜ馬で山脈を越えるのか?
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【Day1-1】チョンキミンの谷
イシククルの北側に広がるキュンギョイ(クンゲイ)・アラトー山脈とイレニン・アラトー山脈に挟まれたチョンキミン国立自然公園。日本にはまだほとんど紹介されていませんが、美しい谷間の風景と牧歌的な村落はキルギスのいいとこどりといった趣です。このツアーのメインとなる騎馬トレッキングの出発点は、そんなチョンキミン谷にあるカルマックアシュー村(標高約1,840m)。人々は夏の間は家畜を山で放牧し、畑で作物も作る、半農半牧の生活をしています。
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のどかなカルマックアシュー村
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内装にもコダワリが感じられるロッジ・アシュー
【Day1-2】乗馬練習へ
キルギスの家庭料理がとてもおいしいと評判のロッジ・アシューに荷を降ろし、早速乗馬練習へ。人に慣れたおとなしい馬をそろえてくれるので、初心者でも怖がる必要はありません。小一時間ほど緑の美しい村外れの小川を渡ったり、少し開けた草原をのんびりと歩けば「進む」、「止まる」、「曲がる」など基本的な動作が出来るようになります。
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まずは愛馬とご対面
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村はずれで足慣らし
【Day2-1】いよいよ出発
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キャンプに運び上げる荷物
翌朝、貴重品やお水など必要最小限の荷物をザックに背負い、日本語ガイドと乗馬スタッフとともに出発。キャンプで必要になる防寒具や着替えは、テントや寝袋とともにキッチンスタッフたちが先行して運びますので別に分ける袋などをご用意下さい。トレッキング中に必要の無い荷物は車に預けておくことができます。
あくまでも自然を楽しむための騎馬トレックです。速さは必要とされませんので初心者でも安心してのんびり進んでください。馬は前の馬についていく性質があるので、先頭の乗馬スタッフについていけば自然と安全な道を歩いてくれます。乗馬スタッフが2‐3名に1人同行しますので、取り残される心配はありません。
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荷物を馬の背に括り付けます
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荷馬も一緒にしゅっぱーつ!
【Day2-2】登る、上る、のぼる
樹林帯と草原を繰り返しながらの登り坂が続きます。来た道を振り返ると、チョンキミン国立公園やカザフスタン国境地帯が一望できます。この日の乗馬は6時間ほど。次第に愛馬と心が通じてくるようです。
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振り返ればチョンキミンの谷が
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緑の中を馬に揺られて進みます
【Day2-3】季節の花々
この日の標高は1,700mから2,800m。途中、草原には季節によっては、色とりどりの高山植物が咲いています。2時間おきを目安に休憩を取りますので、自然観察もお楽しみ頂けます。
![トリカブトの一種 トリカブトの一種](/wp-content/uploads/2013/04/silkroad_tenjo010_10.jpg)
トリカブトの一種
![ルリタマアザミ ルリタマアザミ](/wp-content/uploads/2013/04/silkroad_tenjo010_11.jpg)
ルリタマアザミ
![リンドウの一種 リンドウの一種](/wp-content/uploads/2013/04/silkroad_tenjo010_12.jpg)
リンドウの一種
![フウロソウ フウロソウ](/wp-content/uploads/2013/04/silkroad_tenjo010_13.jpg)
フウロソウ
![ヒナゲシ ヒナゲシ](/wp-content/uploads/2013/04/silkroad_tenjo010_14.jpg)
ヒナゲシ
![ナデシコ ナデシコ](/wp-content/uploads/2013/04/silkroad_tenjo010_15.jpg)
ナデシコ
【Day2-4】キャンプの実際
宿営地は標高2,800mの高原地帯です。1人または2人で1張を利用します。水道はありませんが、水場は近くに確保します。トイレテントもご用意します。夕食はスタッフ手作りのキルギス風アウトドア料理です。食事用の大型テントも持って行きますので多少の悪天候でも安心です。夜は冷え込むことがありますので、防寒具をお忘れなく。
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黄色い大きなテントがダイニングテント
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キャンプでは暖かいお食事をご用意します
【Day3-1】雪山に迫る
2日目、キャンプを出発し、標高3,500m余りのカルマックアシュー峠へと向かいます。
植物は徐々に姿を消し、むき出しの岩山に残雪が残る荒々しい風景が迫ります。
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一路、峠を目指します
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岩だらけの峠に到着!
【Day3-2】峠を越える
岩がゴロゴロと転がるガレ場を抜けて、いよいよ峠へ辿りつきます。登りはともかく、下りのガレ場は慎重に。とはいえ、馬だって転びたくないので、先導する乗馬スタッフと、馬に身を任せてしまえば、自然と危険地帯は通過します。
(本当に危険な場所は下馬して歩いて通過します。怖くなったらスタッフに申し出ましょう。)
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そろりそろりと下ります
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時には小川を渡ることも
【Day3-3】見えた! イシククル湖だ!
峠から約2時間。山が開けると、かなた向こうにイシククル湖が現れます。山のふもとが騎馬トレックのゴールです。
さらに2時間ほどの騎馬トレッキングのあとは、旧ソ連圏有数のリゾート地イシククル湖の北岸へ。湖面のはるか彼方に天山山脈を眺めるながら1泊2日のアドベンチャーの心地よい疲れを癒してください。
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見えてきた!イシククル湖だ!
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「キルギスの誇り」イシククル湖へ
【Q&A】騎馬トレッキングでよくある質問
キルギス騎馬トレッキングQ&A集
Q. 毎日何時間くらい乗馬しますか?
Q. 乗馬初心者でも大丈夫?
Q. アウトドア初心者ですが?
Q. 必要な持ち物は?
Q. 現地で用意してくれるものは?
Q. ベストシーズンはいつ?
Q. 悪天候の場合は?
Q. 高山病は大丈夫ですか?
Q. 毎日何時間くらい乗馬しますか?
A. 常歩(なみあし=てくてく歩く感じ)で、1日目が5~6時間、2日目は3~4時間程度です。
Q. Q.乗馬初心者でも大丈夫?
A. 大丈夫です。最初は引き馬からでも大丈夫ですし、乗馬に疲れたら馬を下りて歩いてもついていけるくらいの速度です。
Q. Q.アウトドア初心者ですが?
A. アウトドア初心者の方でもまったく問題ありません。ただ、騎馬トレック中はキャンプサイトを含め、トイレや水道がありません(キャンプサイトにトイレテントはご用意します)。また、宿泊はテントと寝袋利用となります。不安なことがあればぜひスタッフに事前にご相談下さい。
Q. Q.必要な持ち物は?
A. 帽子(日焼け予防と防寒)、サングラス(紫外線対策)、柔らかい素材のズボン(登山ズボン、ジャージなど)、運動靴やトレッキングシューズ(防水が効いたものが良い)、速乾性の下着、レインウェア(上下)、フリースまたはセーター、薄手のダウン(悪天候時、夜の冷え込み対策)、日焼け止め、懐中電灯、トイレットペーパー、ウェットティッシュ、水筒など 夜は気温が10度を下回ることもあります。
Q. Q.現地で用意してくれるものは?
A. 宿泊用テント(1名または2名で1張利用)、トイレテント(キャンプサイトのみ)、寝袋、マット、食事用テント、食料、調理器具、食器など キャンプサイトでお湯をご用意します。保温性のある水筒をご用意下さい。
Q. Q.ベストシーズンはいつ?
A. 騎馬トレッキングは峠越えが可能な6~9月(10月初)のみ可能です。そのうちのどの季節にいっても季節ごとに美しい自然が楽しめます。
Q. Q.悪天候の場合は?
A. 長雨や強雨の場合は土砂崩れの危険が出てきます。また峠付近では夏でも雪になることもあります。天候によってはガイドと乗馬スタッフの判断で騎馬トレックを中止する場合があります。 その場合はチョンキミンにもう1泊し、乗馬体験や公園内にあるジャシャール湖畔散策などにご案内するなどいたします。
Q. Q.高山病は大丈夫ですか?
A. 騎馬トレックでは標高が高い峠付近を避け2,600~2,800m地点でキャンプをするよう配慮してしますが、人によっては高度の影響で頭痛や下痢、吐き気、倦怠感などの症状が出ることがあります。
ただし、環境の急激な変化に対しての身体の正常な反応であり、落ち着いて深呼吸をしたり、十分に水分補給に努めたりすれば、重症化することはほとんどありません。過去に高山病になられた方、健康状態に不安がある方や、持病のある方はご相談下さい。