Back in Lhasa! (ラサへ帰還) [LHASA・TIBET]

ただいま、昨日ラサに戻りました!

怒涛の二週間であった日本滞在。 
今回はかなり短い滞在にも関わらず、野心だけは満々。 あれこれやりたいこと、会いたい人があまりにも多すぎて、栄養ドリンクを飲みながらの、やや過激気味のスケジュールになってしまった。 

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(カイラストーク、東京会場にて。)

東京、大阪でのカイラストークは、予想に反して大変多くの方に来ていただき、カイラス人気の一端を垣間見る。 (はっきり言って)たいした話はできなかったが、当日わざわざ来ていただいたみなさんにはとても有難い気持ちでいっぱいであった。 久しぶりにお会いできたお客さんもたくさんいらっしゃって、思い出話を語りながらの楽しいひと時であった。 イベントにわざわざ来て頂いたみなさん、準備をして頂いた風のスタッフのみなさん、本当にありがとうございました。 

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(最年少の参加者、Sちゃん。 大阪会場にて。)

久しぶりのラサ。 昨日はちょうどチベット暦の12月29日で、グトゥクと呼ばれるチベット式「占いほうとう」を僕の泊まっているホテルのスタッフと食す。 昨年末に風のチベットツアーで来られたお客さんは「体で」ご存知だと思うが、この「占いほうとう」の大型小麦団子の中に何が入っているかで、来年の吉凶を占うのだ。 今年は僕の碗には「トマ」が入っていた! 人参科の一種で、結婚式などめでたいときに食べるものだ。 来年は「運気大変良し」! 毎年、「あなたは毒舌なので、物言いに気をつけるように」の赤唐辛子ばかりであったので、来年はいい具合に転機になるのかな? と喜ぶ。

ラサに至るまでの飛行機の中、ロシア語会議通訳で名を馳せる、米原万里の『ヒトのオスは飼わないの?』を読む。 猫四匹、犬二匹を飼う著者の犬猫エッセイだ。 内容も非常に面白いが、いろんな意味でエッセーというジャンルの鏡になるような、素晴らしい本である。 

この本の中で、ある飼い主が一ヶ月も家を空けていたために、猫が拗(す)ねて家出をしてしまった話があった。 僕もラサを離れてからちょうど一ヶ月。 シミカルボとシロが僕のことをどう思っているか、心配になる。

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(一ヶ月前のシミカルボとシロ)

ホテルに帰り、恐る恐るドアを開けると、にゃあにゃあ、すりよられる。 「会いたかったよぉ」なのか、僕のことをすっかり忘れていて、「なんか新顔だぞ。腹減ってるし、ちょっとかわいらしいふりでもしとくか」、なのかよく分からないが、「拗ねて」はないようだ。 よかった。

抱くと、二匹ともゴロゴロ満足信号を発してくれる。 
昨晩はシミカルボと一緒に寝た。 

しかし、これから4日ほど再び遠出をする。
チベットの新年を祝いに、風のガイド・泰男(ダワ・ツェリン)の実家に行くのだ。 

みなさん、ロサール・タシデレ!(新年おめでとう!)

Daisuke Murakami

2月6日
(ラサの)天気 快晴
(ラサの)気温 −3〜10度 
(ラサでの)服装 ジャンパー、コート、長ズボンが一般的です。日焼け対策は必須。 空気も非常に乾燥しています。