モンゴル「大マイダル」の復元!!

サインバイ ノー?
皆さんこんにちは。
モンゴリアンンニュースを送りますのでどうぞご覧ください。

★「大マイダル」仏像の刺繍
モンゴル民族が繁栄した時期の仏像として信仰されてきた「マイダル」(弥勒菩薩)の刺繍を作るようです。
200年以上前、モンゴルの芸術家が作ったマイダル仏像の80肘(指先から肘までのモンゴルの長さの単位)の長さの刺繍は1937年に破かれてしまいましたが、建国800年記念の一つとして80肘の長さのマイダル仏像を復元する「大マイダル」プロジェクトを実施し始めました。
「Mongol hatad」(Mongol ladies)クラブの指導者H.Dorjpagamの指導で9人の裁縫師達が作品に関わります。終わるまでには2ヶ月かかります。
「大マイダル」仏像の刺繍が、モンゴル民族服装祭りと重なるよう計画しています。仏像の刺繍をしたシルクは色あせなず燃えにくい良質な糸で作ったので、300〜500年も保存可能だそうです。
ユネスコの文化遺産に登録されたり、「Guinness book」に書かれたりしてるマイダル仏像の重さは500kg(糸は1100万メータを使用)です。しかし、「大マイダル」刺繍が復元されてモンゴル民族の目を楽しませてくれる幸運がやってきましたが、残念ながらロシア、エジプト、あるいはフランスに国境を越えて行くようです。

★各ホテルの観光客を受け取る準備は?
建国800周年で観光客が40万人ぐらい訪れるとみこまれています。
お客様に寛いでもらえるようなホテルのサービスが必要です。しかし、わが国にはサービスの良いホテルは指で数えるぐらい少ないです。
現在、ウランバートル市には三つ星ホテルは13軒、二つ星ホテルは33軒、そして100軒の小さいホテルがあります。

★風とともに逃げた3万5千頭の家畜や大ゴビの勇者達
ここ何日か前、南方の地域を通った激しい風と雪嵐は8人の遊牧民の命を持っていったり、30人の遊牧民を帰らせず草原で泊まらせたりと大きな災害を及ぼしました。
この雪嵐では3万5千頭の家畜が逃げてしまいましたが、今も見つかっていないです。

7万頭の家畜と人々の親切さ!
今から62年前、1944年にこういう激しい嵐のためウブルハンガイ県、中央県、ヘンテイ、ドンドゴビ、ドルノゴビ県の7万頭の家畜が風に追われて逃げて国境まで行った歴史があります。
当時、家畜は個人の財産になってました。
何日間も続いた雪嵐のため、逃げた家畜達が南方に行って気が付くと国境にたどり着いていました。
世界戦争の乏しい時、モンゴルの生活の唯一の資源が外国の物になりそうでした。
何千頭もの馬、ヤクなどが逃げてゴビに行ってしまいました。
当時、ドルノゴビ県のウルグン、バヤンムンフ村の村長たちの指導で、遊牧民、村民達が協力して7万頭の家畜を止めることができました。
このことについて学者のビャンビンレンチンさんの「大ゴビの勇者」という本に書いてありました。
何年間も続いた戦争のために肉以外の食べ物がない、乳製品もない厳しい生活の中、逃げてきた他人の家畜を飼ったり、村長の指導をうけて春を過させたりしました。
そして探しに来た遊牧民に家畜を渡したそうです。

3万5千頭の家畜と現在の若者!
中央、東方の地域を通った先日の雪嵐では全部で35941頭の家畜が逃げてしまいました。そのうち23898頭はスフバートル県、10638頭はヘンテイ県、1405頭はドンドゴビ県の家畜です。
3万5千頭の家畜というのは県、何十もの村、何百もの家族の生活の元になります。
何と言っても自分が飼っている財産、「お金」が風と一緒にいなくなってしまい、遊牧民は不安な気持ちで探していることでしょう。
モンゴル人の親切さや習慣は草原の遊牧民の中には活きてるでしょう。
今も「大ゴビの勇者」が暮らしていると信じています。

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