【FOOTRAVEL】ネパールでサッカー交流をする理由

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2015.4.25の大地震以降、風の旅行社では風のスタッフが交代で支援物資を携え現地入りし、被災・復興状況の確認と現地スタッフとのミーティングを重ねています。震源地に近く大きな支援先の1つとしてサポートさせて頂いているパトレ村。この村でFOOTRAVELサッカー交流ツアーを企画した背景をお伝えしたいと思います。

 



時間を遡り…

▼2015/5/31 パトレ村のリーダーたちと意見交換

村のリーダーたちとのミーティング 村のリーダーたちとのミーティング

翌朝、シェルさんや村のリーダーたちとミーティングをした。
まずは、地震発生時から現在までの村の様子や被害状況を聞く。

地震発生の翌日までは、シェルさんも家や家畜のこと以外はしばらく何も考えられず、動けない状態だったそうだ。3日目頃からようやく村のリーダーたちと動き始め、まずは仮設の家造りに向けて、トタンや木材など必要な材料をそれぞれの家からリストアップし、麓のダディンの町まで調達に行くところから始め、10日目には仮設の家屋を作り始めた。
そして、地震から21日目には、村のほとんどの仮設家屋が完成したというから驚きだ。広い土地を持つ世帯は、瓦礫の片付けに手をつけず、空いている土地に仮設をすぐに建て始めることができた。一方、土地が狭い世帯は、仮設家屋を建て始める前にまず瓦礫をどかしたうえで建て始める必要があるので時間を要する。それにしても簡素ではあるが、短期間で協力し合い作り上げた仮設家屋はおおよそ10日ほどで作り上げたとは思えぬほどの出来で頼もしい限りだ。

家畜は村全体で水牛が3頭、牛が10頭、ヤギが20頭ほどが倒壊した家屋に埋もれ、やられてしまった。だが、もともとの全体数の約1割程度の被害で、当初ネパールからの第一報で耳にした「家畜もダメになった」という情報から思ったよりも軽く、安堵した。

その後、シェルさんに今後の村の未来計画を質問してみた。すると、彼は紙1枚に村の未来の姿を何の迷いもなく力強く描き始めた。店、交番、事務所、ホームステイ受入れの家屋、ハイキングコースなど、これからの村の姿が彼にはもうすでに見えているのである。真っ白な紙にまず初めにペンで書き込んだのがが「School」という文字だったのがとても印象的であった。「子どもたちの教育の場を奪ってはいけない」そんな彼の意思が、未来の村の姿を語る端々で垣間見えた。

シェルさんが未来の村の姿を書き込み始めた シェルさんが未来の村の姿を書き込み始めた

白紙にまず書いたのが「School」の文字であった 白紙にまず書いたのが「School」の文字であった

このように、パトレ村は震災後の困難な状況でも、まず「子どもたちの教育の場」を大切に考え、家屋の再建と同様に、又はそれ以上に学校の再建を重要な課題と位置づけていました。倒壊した学校校舎は、5月訪問時点でまだ瓦礫を撤去している状況でしたが、校舎再建に汗を流す大人たちの脇で、「学びの場」を奪われた村の子どもたちの、どこか元気のない姿が頭から離れませんでした。
そんなとき、村のリーダーから「子ども達から、村に新しいサッカーグラウンドを作って欲しいという強いリクエストがあり、現在建設中だ」というお話を伺うことができました。

ショベルでガシガシとグランウンド建設中(2015年5月30日撮影) ショベルでガシガシとグランウンド建設中(2015年5月30日撮影)

私から、「この新しいグラウンドが完成したら、村の子ども達と日本人で、ぜひサッカー交流をさせてください!」と申し出ると、村のリーダーは興奮気味に「それはとても良いアイディアです。ぜひこの村の子ども達を皆さんの力で笑顔にしてあげて下さい!」と、嬉しそうな表情をされ、固く握手を交わしたのでした。

この瞬間に、FOOTRAVELネパール企画が決まった この瞬間に、FOOTRAVELネパール企画が決まった

2015年5月、震災後に現地視察へ飛んだ際の様子はこちらでレポートしています。
» 竹嶋のネパール・レポート(カトマンズ編)
» 竹嶋のネパール・レポート(パトレ村編1)
» 竹嶋のネパール・レポート(パトレ村編2)






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▼そして…2015/9/25 パトレ村での復興支援活動ツアー

ボランティア活動2日目の午前・午後のボランティア作業を終え、夕食まで時間があったので、村の新しいグラウンドに行ってみました。このグラウンドは、震災後に道路の復旧などのため、村がレンタルで使用していた重機を使い、子どもたちの為に新しく造られたものです。地震発生から1ヶ月後の5月末に村を訪問した際にはまだ目下工事中という様相でしたが、今回訪問の際には既に完成していました。

夕暮れ前のグランドでは、村の子どもたちが元気にサッカーをしていました。5月の訪問時には、村の再建に奔走する大人たちのかげで、どこか時間と体力を持て余しているような、おとなしい子どもたちの姿が頭から離れませんでしたが、今回このような元気な姿を見ることができて、嬉しくなってすぐさまサッカーに参加してしまいました!(しばし私にプレーの時間を与えてくださった参加者皆さま、誠にありがとうございました!)

大人の男たちに混じって男の子たちがボールを追っていました!(2015年9月24日撮影) 大人の男たちに混じって男の子たちがボールを追っていました!(2015年9月24日撮影)



このように、震災後のこの村の子ども達の夢であり、村のリーダーの夢でもある、「新しいグラウンドでのサッカー交流」をぜひ実現したく、ご参加いただける方を募集しています!
ネパール旅行を検討中で、少しでもサッカー経験がある方、又は周りに興味がありそうな方がいらっしゃれば、ぜひお誘い合わせの上、仲間に加わっていただければと思います!

皆さんのご参加、心よりお待ちしております!

その後…
2016年9月には、FOOTRAVELネパールツアーがついに実現! 待ちに待った日本人との交流試合に、パトレ村中が沸きました!
» 添乗報告記●「FOOTRAVEL」ネパール・被災地の山村でサッカー交流!



▼今後のFOOTRAVELネパールツアー


【FOOTRAVEL】 ボールを持ってヒマラヤの国へ!

2020/3/6(金)発 ネパール サッカー交流と山村ホームステイ6日間 ─ 復興支援を知り伝統のホーリー祭に浸る ─

出発日設定2020/03/06(金)
ご旅行代金279,000円
出発地東京・大阪・名古屋


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