【開講記】一年の鳥見納めは渡良瀬遊水地

ツアー名:12/23(日)冬の渡良瀬遊水地 タカ類に期待


冬の渡良瀬、毎年厳しい寒さの中での観察ですが、今回は比較的暖かいようです。鳥見に影響はあるのか?


観察風景観察風景

まずは田園地帯でミヤマガラスやコクマルガラスを探します。モズやタヒバリ、ニュウナイスズメ、カワラヒワは見かけるものの、ミヤマ&コクマルガラスの姿はほぼなし。

かなり遠くの田んぼにカラスの集団がいるようなので場所を移してみることに。すると、いましたミヤマガラス。やや小型でくちばしのあたりが白っぽいです。


ミヤマガラスミヤマガラス

谷中湖まで行くと、今年は水量を減らしている影響か、水鳥がかなり少ないようです。しかし、遠くにサギ類の群れがおり、カイツブリの集団が浮かんでいます。カイツブリが集団で行動しているのは珍しいですね。マガモのつがいは首を交代で上げ下げしてディスプレイしています。

ここでもモズの姿が。地面ではスズメやシメが賑やかです。木の細枝の中にベニマシコがいました。木の種を食べるのに夢中です。




戻る途中の藪にはジョウビタキの姿がありました。楡の木の実を食べているようです。木の上にはツグミが止まっています。地面を歩くイメージですが、今日は違うんですね。

アトリが集団でやってきました。こちらも食事中のようです。ホオジロのつがいも地面で忙しそうです。


アトリアトリ

ヨシ原に行ってみます。ここでもベニマシコやジョウビタキの姿があります。上空ではミサゴが旋回中です。いい感じで止まっているノスリがいましたが、しばらくすると飛んでいきました。

高さのある橋から見える川ではダイサギがエサを探しています。ミソサザイの姿もあります。オスのキジ2羽が連続して飛んで行きました。なわばり争いでもしているのか。


ダイサギダイサギ

日の入りまでタカ類のねぐら入りを観察する予定でしたが、この後は雨が降り出す予報。逃げ場もなく冷たい雨に濡れるのは回避ということで、別の沼へ観察場所を変更です。

最初のポイントに到着するとオナガガモの大群とハクチョウ類がいます。地元の方がエサをあげているようです。オナガガモとハクチョウはエサをもらえなくなると来なくなって、エサがもらえる別の場所を探すのだとか。これも生きていく知恵ですね。他にもマガンやアメリカコハクチョウもいます。




別のポイントへ移動します。海から遠い場所ですがハマシギの群れがいます。遠くの電線にはミヤマガラスとコクマルガラスが止まっています。

ハクチョウたちが移動してくるのを見ながら、夕暮れも近づき観察終了。


ハマシギハマシギ

結局、寒さも雨も影響なく、1年最後の観察を終えることができました。次回は2/2(土)冬の諏訪湖です。



【今回確認できた鳥達】


キジ・コハクチョウ・オオハクチョウ・アメリカコハクチョウ・ヒドリガモ・マガモ・カルガモ・ハシビロガモ・オナガガモ・コガモ・ホシハジロ・キンクロハジロ・ミコアイサ・カイツブリ・カンムリカイツブリ・キジバト・カワウ・アオサギ・ダイサギ・コサギ・オオバン・ハマシギ・セグロカモメ・ミサゴ・トビ・チュウヒ・ノスリ・カワセミ・チョウゲンボウ・モズ・コクマルガラス・ミヤマガラス・ハシボソガラス・ハシブトガラス・シジュウカラ・ヒヨドリ・ウグイス・ムクドリ・シロハラ・ツグミ・ジョウビタキ・ニュウナイスズメ・スズメ・ハクセキレイ・セグロセキレイ・タヒバリ・アトリ・カワラヒワ・ベニマシコ・シメ・ホオジロ・カシラダカ・アオジ・オオジュリン・ドバト・カオグロガビチョウ・ミソサザイ



 

風の鳥日和

 

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