高尾の四季を楽しもう 春の芽覚めを待つものたち

今回は数ある高尾山へのルートの中でも比較的マイナーな北側の日影から登り、南側との生態の違いも観察します。昨年秋から齋藤さんの高尾山シリーズが始まり、プライベートも入れると高尾山はここ半年で十数回目です。通ったなー。

週末の高尾駅は京王線と中央線の乗換客などで混雑しています。高尾駅北口からはいろんな登山口へのバスが出ていて、我々も日影へ向かうべくバスに乗り込みます。日影バス停に到着すると、降りるのはやはり我々のみ。ちなみに今回のルート、昔は「郵便みち」と呼ばれていたそうで、参道が整備されるまではこの山道を登って薬王院まで郵便物を届けていたそうです。

郵便みちをゆく 郵便みちをゆく


ひんやり霜が残る林道に入ると早速齋藤さんの解説が始まります。そのネーミングでちびっ子に何故か人気の「アブラチャン」や、そのサロメチールの香りが昔は嫌われたのか「ヨグソミネバリ」(漢字名は書きません)というとんでもない名前を付けられてしまった植物など、なるほど感満載です。その他、カネコトタテグモが作る観音開の扉を備える巣(検索してください)や樹木達の様々な冬の過ごし方、樹皮の特徴からその名前を覚えていく方法など、たくさんの解説していただきました。ムササビの食べ残した葉っぱ(食痕)も見つけましたよ。

ヨグソミネバリを観察
ヨグソミネバリを観察
ムササビの食痕
ムササビの食痕



山頂も近くなり、数日前にNHKのニュースでも紹介されていたシモバシラを探しに。しかしこの日もありませんでした。また年末に期待しましょう。代わりに杉の樹皮に隠れる小さなカニムシやトビムシを探しました。

カツ丼、ウホホ♪ カツ丼、ウホホ♪

下山後はもはや恒例となった駅前でカツ丼会。今回はご主人にみかんをいただきました。ありがとうございます&ごちそうさまです。

次回は2/8(日) いつもと違う高尾山を歩く【高尾の四季を楽しもう】です。大垂水から高尾山を目指しますよ。高尾山は数多く登っていてもこのコースを歩いたことがない方は多いはず。ご参加お待ちしてますよー!

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