「花と温泉 そらのいえに泊まる草原乗馬」ツアーの実際。

サインバイノー!(こんにちは) いつもは裏方におります豊田です。

このたび、<風のチャーター便で行く!>花と温泉 そらのいえに泊まる草原乗馬8日間に研修として同行させていただきました。初の風ツアー参加は、お客様の声を直接聞く事ができる素晴らしい機会となり、とっても勉強になりました。この場を借りて、お世話になったみなさまに改めて御礼申し上げます。

ところで、この記事のタイトルに入れている「そらのいえ」。
風のモンゴル直営キャンプといえば「ほしのいえ」でしたが、「そらのいえ」はまだまだベールに包まれている感じがありますよね。
そこで、そらのいえって実際どうよ? ツァガンスムって遠そうだけど、近くの草原と何が違うの? と疑問をお持ちの方もいらっしゃるかと思いますので、 その様子について、ツアーの内容を交えながら少しだけご紹介したいと思います。

花と温泉 そらのいえに泊まる草原乗馬8日間は、今年からグランドオープンとなりました弊社直営キャンプの「そらのいえ」を拠点として、アルハンガイ県のツァガンスムと呼ばれている地域の色々な風景を馬と一緒に楽しむツアーです。
ツアータイトルの通り、このあたりはほんとうにお花が多く、各種花粉アレルギーがひどいわたしは鼻がずるずるになって大変でしたが、それでもとっても心の和む光景でした。
モンゴルの草原は自生しているハーブの香りが香しくとても気持ちがよいのですが、このあたりはさらにお花が咲き乱れて華やいでいます。お花がたくさんありすぎて、草原が緑にみえなくなっているほどです。

草原が赤くなっているのがわかりますか?
草原が赤くなっているのがわかりますか?
赤い理由はこのワレモコウです。…風でブレてますが。
赤い理由はこのワレモコウです。
…風でブレてますが。


ツァガンスムのあるアルハンガイ県はその肥沃さゆえにモンゴル人憧れの地と言われているそうです(ハンガイという言葉そのものが「森林や山が多く、水が豊かで肥沃な土地」を意味します。アルは「北」)。
お花畑あり、小川あり、松林あり、そして草がもっさりと生い茂って家畜たちが丸々と太っているこの場所は、様々な地形を持つモンゴルの中でも本当に恵まれている土地なのだなあと感じられます。

小川の側で休憩中の一行


今年はゾド(雪害)の影響で家畜がたくさん死んでしまい、多くの家庭で乳製品を作れていませんでしたが、生き残ったたくましい動物たちは雪解け水と雨で育まれたおいしい草をたっぷり食べていました。来春にはたくさんの仔やミルクをつくれるのではないかと期待でき、またそうであってほしいと心から願います。

さて、午前と午後にわけてたっぷり乗馬を楽しんだあとは、そらのいえでおいしいご飯が待っています。
食事はとっても食べやすいので、これがモンゴル料理だとは俄かには信じがたいかもしれませんが、モンゴル人もふつうに食べているものなのでびっくりしないでくださいね。サラダなどの都会的な料理も出てきますが、伝統的なモンゴル料理ももちろん出てきますよ。
(もし伝統的な料理をもっと堪能されたい方は、ぜひ遊牧民のお宅でホームステイをしてみてください。都会の味とはちがうモンゴル料理をお楽しみいただけますよ〜)

こんな伝統料理(写真はツォイワン)や、
こんな伝統料理
(写真はツォイワン)や、
こんなハイカラなものや、
こんな西洋風なものや、
ときにはワイルドな料理も…!?
ときにはワイルドな料理も…!?


そしてそして、「そらのいえ」に宿泊する者ならではのお楽しみはやっぱり温泉! 風のサイトでもちょこちょことそらのいえの天然温泉露天風呂について紹介させていただきましたが、乗馬のあとの温泉は本当に格別です。
乗馬初心者であれば、緊張によって体に負担をかけますし、上級者は馬を制御するのに力を使いますので、いずれにしろ体は疲れます。そんなときに温泉につかると、汗で冷えた体をあたためられるし、大陸性気候で寒い夜もベッドに入る前にはぽかぽか温まって、すとんと眠りに落ちることができます。そして翌日になってみると、なんと疲れがたまっていないことにふと気づくのです。

ツアーの内容にもよりますが、大体お客様がそらのいえに戻られる日没頃には湯船にお湯を溜めて待っておりますので、晴れていれば夕日やこぼれ落ちてきそうな星空を眺めながら温泉につかることができます。

天の川
ちょっとくらい曇っている日だって
天の川がみえちゃいます


2010年のそらのいえは9月25日まで営業しています。冷え込みが厳しくなってくると、水道周りが凍ってしまいお客様に万全のサービスを提供できなくなってしまうため、残念ながら営業できません。もしご興味のある方は今すぐお申込みいただくか(笑)、来年以降のご旅行計画リストに付け加えておいてください。
まだまだつたない点もある「そらのいえ」ですが、おもてなしの回数を重ねるたびに何かしら進化しています。

これからもみなさまのご期待に応えられるようがんばって参りますので、これから初めて来られるかたも何度も訪れているかたも、そらのいえの今後の成長をどうぞ楽しみにしていてくださいね!


【そらのいえ簡易データ】
設備:客室ゲル8棟、レストランゲル、バー(bar)ゲル、温泉棟(トイレ併設)
トイレ:水洗(紙は流さずゴミ箱へ)
温泉:近くの源泉からパイプを通して湯船に溜める(24Hではないです)
備品:自然に優しい石けん、タオル類(バスタオルとフェイスタオルを1名あたり1枚ずつ)、サンダル
お飲物:モンゴルビール、スプライト、ファンタオレンジなど(お風呂に持って行けます)

そらのいえ
そらのいえ
客室ゲル
客室ゲル(一例)



関連よみもの