~アムチ・小川康さんが語る、~全国47都道府県薬草巡り~
全国47都道府県には「御当地」というべき薬草、伝承薬がうけつがれています。たとえば、私のふるさと富山県にはケロリンや赤玉、反魂丹など自慢の薬がたくさんあります。そこで今回は日本全国を旅する気分で各地のいろんな薬草、伝承薬、さらには薬にまつわる偉人を紹介します。素敵なくすりを探しに旅に出かけましょう!。
《配信形式》ZOOM 見逃し配信も予定しています
《参加費》3,300円/回 全4回一括申込の場合:12,000円
《見逃し配信公開期間》全回共通:2025年10月10日(金)迄
《各講座の内容》
第1回08月22日(金) 北海道、東北地方
北海道といえばアイヌネギ、青森県はオットセイ、秋田佐竹藩の龍角散、福島は会津の人参、白石蔵王には孫太郎、山形県は三草五木、奥州伝説のスーパースター阿部将翁 (これらは紹介の一例です)
第2回08月29日(金) 関東 中部地方
筑波山のガマの油、栃木は宇津救命丸、群馬は湯の華、成田山には金創膏、江戸とくれば薬研堀り七味唐辛子、埼玉県は紫根、小田原には名薬ういろう、山梨県には甘草屋敷、新潟県の毒消し、長野県は養命酒、富山県は反魂丹、岐阜には下呂膏、加賀は秘薬紫雪、福井は一子相伝の蘭麝酒
第3回09月03日(水) 近畿 中国地方
滋賀県は神教丸、京都は亀田六神丸、大阪は奇応丸、奈良は大和当帰、和歌山県は華岡青洲、三重県伊勢には万金丹、静岡県はミシマサイコ、愛知県には忍冬酒、兵庫県丹波の黄連、岡山県は犀角湯、広島県は保命酒、鳥取県は蒲の黄、島根の津和野に伝わる一等丸、山口県は建林家に伝わる恵痔
第4回09月10日(水) 四国 九州 沖縄地方
香川県には千金丹、徳島県は敬震丹、愛媛県は陀羅尼丸、高知県はカワラケツメイ、福岡県は飛梅、佐賀県は烏犀園、長崎県はウッチ散、熊本県は流毒散、大分県には後藤散、宮崎県は日向トウキ、鹿児島県は本常盤白紅ヨカヨカ、沖縄県は月桃にウコン。以上、47都道府県の代表薬一例でした。
東洋と西洋の医学を薬学で結ぶ情熱の薬剤師
小川 康 (おがわ やすし)
富山県出身。1970年生まれ。「森のくすり塾」主宰。東北大学薬学部卒。薬剤師。元長野県自然観察インストラクター。薬草会社、薬局、農場、ボランティア団体などに勤務後、 99年1月よりインド・ダラムサラにてチベット語・医学の勉強に取り組む。2001年5月、メンツィカン(チベット医学暦法学大学)にチベット圏以外の外国人としては初めて合格し、2007年卒業。晴れてチベット医(アムチ)となる。チベットの歌や踊りにも造詣が深い。2009年7月小諸に富山の配置薬を扱う「小川アムチ薬房」開店。(現在は「森のくすり塾」に改称、長野県上田市野倉に移転、開業)2015年3月、早稲田大学文学学術院を卒業。修士論文のテーマは「薬教育に関する総合的研究」 著書:『僕は日本でたったひとりのチベット医になった ヒマラヤの薬草が教えてくれたこと』(径書房)『チベット、薬草の旅』(森のくすり出版)
『チベット医・アムチ小川の「ヒマラヤの宝探し」』を風の旅行社社サイト内で連載中。