甲府市教育委員会教育部 生涯学習室歴史文化財課 志村 憲一

昭和40年東京都生まれ。神奈川県相模原市で育つ。国学院大学史学科で歴史を学ぶ。学生時代に携わった発掘調査がきっかけで、調査で得られた情報を基に、検証等を行うことに魅力を感じ、自治体や研究機関における調査・研究業務を目指すようになる。
平成7年に甲府市役所に入所。以来26年間文化財主事として、遺跡の発掘調査等に従事する。特に甲府城周辺の発掘調査を数多く手掛ける。現在でも発掘調査に携わる傍ら、調査によって得られた情報を、市が主催する歴史講座や散策会等において、当時の「甲府」の様子を伝えている。

笛吹市教育委員会 文化財課 望月 和幸

昭和43年山梨県塩山市生まれ。帝京大学で歴史を学びお酒の総合商社を経て旧御坂町役場に就職。町村合併により笛吹市職員となり現在に至る。文化財担当として発掘調査や史跡ガイドなどに携わる。

甲州市教育委員会 文化財課 飯島 泉

昭和63年より塩山市(現・甲州市)教育委員会勤務。生涯学習課文化財担当、文化財課歴史まちづくり担当を経て、平成29年4月より現職。

県指定史跡向嶽寺庭園発掘調査、県指定史跡武田勝頼の墓の経石調査および周辺発掘調査などに携わる。このほか、ブドウ畑とワインの文化的価値に関する講義など甲州市の文化財保護と普及促進に取り組んでいる。

大嶋 俊壽

愛知県出身、八ヶ岳歩こう会、八ヶ岳自然クラブ、八ヶ岳ふるさと倶楽部など八ヶ岳南麓を満喫するためのグループに参加、活動している。
13年前に約40年間勤めた会社を退職、神奈川県と山梨県北杜市の二地域居住を開始。
健康のためと八ヶ岳南麓をもっと知りたいと考え、2009年に八ヶ岳歩こう会に入会。
いわくありげな石像、由緒ありげな寺院などに興味を持ち、調べていくうちに歴史好きに。
ウオーキングを企画し、調べたことを仲間に披露、それがきっかけでガイドの依頼などが舞い込むように。
若いころ(といっても40才台)森林や植物に興味を持ち森林インストラクターの資格取得、それを活かし自然と歴史を組み合わせたウオーキングのガイド、森林セラピーガイドなどを実施。
自分が楽しみながら、その面白さを多くの方に体験してもらうのが望み。

笹子追分人形保存会

甲州街道の難所、笹子峠のふもと、笹子村(現・大月市笹子)に江戸時代から伝わる「追分の人形芝居」を現代においても守り続ける団体。小学生から大人まで、幅広い年代が活躍している。
笹子の追分の人形芝居は、義太夫を伴奏とした人つかい様式の人形芝居で、人形の右手と頭をつかう「主遣い」、足をつかう「足遣い」、左手をあつかう「左遣い」が息を合わせてひとつの人形をあつかう。
笹子のオリジナル作品「吉窪美人鏡」は、800年前から伝わる葦が池の伝説を基にしている。口伝で伝わったためこの演目は一度は途絶えてしまったものの、2004年から始まった平成の追分人形復活にあたって復活した。
笹子追分人形保存会ウェブサイト

大月市教育委員会 社会教育課 稲垣 自由

山梨県出身。静岡大学大学院人文社会科学研究科修了。中学生の頃に見学した発掘調査によって地域の歴史と文化について関心を持つ。現在大月市役所勤務。平成22年度より社会教育課に配属され、文化財の保護と活用の業務を担当。地域の歴史や文化について住民に伝えるため、出前講座のほか市内の文化財を見て回るウォーキングを実施。著書に『列島東部における弥生後期の変革』(共著)、『富士山噴火の考古学』(共著)がある。

対馬の特別ガイド

永留 史彦 (ながどめ ふみひこ)

長崎県対馬市出身。歴史研究家。専門は神社、古代史、朝鮮半島と日本の外交関係史など。
2016年から「対馬の自然と文化を守る会」会長。
「東アジアの視点から対馬と日本を考える」交隣舎出版企画代表。対馬古文書研究会会員。
「対馬観光ガイドの会やんこも」(副会長)としても、対馬の魅力を幅広く紹介している。
著書『倭館からの手紙』、共著『対馬の交隣』(いずれも交隣舎出版企画)
『朝鮮人漂着格式ー漂流民送還と対馬藩』(共著/対馬古文書研究会発行)

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隠岐ジオパークツアーガイド

斎藤 正幸 (さいとう まさゆき)

多彩な職歴を持つベテランガイド

隠岐の島町出身。大学卒業後、広告代理店、海外でレストラン経営や映像・音楽制作など多才な仕事を経験後、隠岐の島にIターン。現職である一般社団法人隠岐ジオパークツアーデスクの設立に携わる。隠岐のガイド歴15年。カヤックのガイドも務め、幅広い経験に基づく魅力的なガイディングでお客様を隠岐の虜にしている。

同行講師

細田 一郎 (ほそだ いちろう)

1980年東京大学大学院理系修士修了。古生物学専門。
大学院卒業後、都内の高校教師(地学)を長らく務めた後、2019年より長崎県五島列島ジオパーク推進協議会専門員。30代から60歳まで毎年のようにヒマラヤの高峰登山に出かけていた程の大の山好き。

バードガイド

古沢 紀 (ふるさわ おさむ)

1956年生まれ。幼少のころ、縁日で買ったひよこを鶏まで育てたことがきっかけで、鳥が大好きになり、50年以上小鳥類を飼い続けている。三菱地所(株)直営施設「丸の内さえずり館」で、10年ほど館長を勤め、退職後は、都立「東京港野鳥公園」のレンジャー業務に7年間従事した。日本野鳥の会奥多摩支部 幹事。

講師

石須 秀知 (いしず ひでとも)

特別天然記念物 魚津埋没林博物館 館長(専門分野:植物学) 富山市在住
1992年4月特別天然記念物 魚津埋没林博物館に勤務(学芸員。)2020年4月同館・館長魚津市の植物相を中心に研究しつつ、異分野の蜃気楼も部分的に担当。植物以外の生物や、地形、地質、水循環系、大気現象なども興味の対象。趣味は“むやみな”散歩、蜃気楼グッズ収集、石拾いなど。
*おもな著作・報告等
【植物関係】
『魚津市史自然編』(2020年 魚津市教育委員会)(分担執筆)
『歩いて手繰る立山黒部ジオパーク見聞録』(2020年立山黒部ジオパーク協会)(分担執筆)『魚津の植物』(2012年 魚津市)
【蜃気楼関係】
『富山湾 豊かな自然と人びとの営み』(2020年 桂書房)(分担執筆)
『蜃気楼と生き物』(2016年 生き物文化誌学会(ビオストーリー26))
*所属学会・団体等:日本植物分類学会、日本植生史学会など

講師

関根 秋雄 (せきね あきお)

都立高校で38年間、中央大学非常勤講師を17年間、歴史教師として勤務した後、退職後は栃木県野木町に居を移し、「のぎ・歴史を歩こう会」、「野木歴史文化伝承会」を立ち上げ、ボランティア活動に従事。積極的に野木町の歴史文化の発掘と情報発信を行っている。現在は、野木町文化財保護審議委員および栃木県文化財保護指導員として小山市・野木町の文化財パトロールにも従事。

最近の著書:ぶらり野木町歴史散歩