クック諸島
クック諸島はニュージーランドと自由連合の関係にある島国で、日本は2011年3月25日クック諸島を承認しました。
クック諸島はポリネシアの海域に浮かぶ24の珊瑚礁と火山島で構成される島国で、総面積は237平方キロメートルです。
クック諸島は北クック諸島、南クック諸島に分かれ、北クック諸島には環礁が多く、ペンリン、マニヒキ、プカプカなどがあります。南クック諸島には主島であるラロトンガ島、美しい海で知られるアイツタキ島、隆起珊瑚の島マンガイア、観光客がまれに訪れるアチウ、ミチアロ、マウケなどがあります。
国民の9割を占めるマオリ族は、ポリネシア人の一派で、その起源はここクック諸島またはタヒチ群島と言われています。現在のニュージーランドであるアオテアロアに船団を組んで渡来したのが9世紀から10世紀と考えられており、クック諸島にはそのはるか以前に、マオリ族が定住していたと考えられています。
マオリ族の神話によると、伝統的な航海者であるクペという人物が、「ハワイキ」からアオテアロアに来航し、再びハワイキに戻ってアオテアロアの存在を同族に伝えたということになっています。そのハワイキがどこであったか、文献がなく、口伝であるため、比定は難しいと考えられています。ちなみに残りの1割は、マオリと他のポリネシア系民族あるいはヨーロッパ系白人との混血、そして現地人化した白人の植民・移民の子孫です。
主要産業は観光業で、ほかにノニの生産と加工、真珠の養殖、パパイヤの輸出、マグロ漁業などで生計を立てています。
今回は、クック諸島の主島で首都アバルアのあるラロトンガ島と、白い砂と青い海が印象的な環礁アイツタキを訪れます。
★ラロトンガを観よう
ラロトンガは知る人ぞ知る絶景の宝庫です。クック諸島屈指のビーチといわれるムリ・ビーチ、古代から守られてきた神域マラエ、まるで指のように天に聳えるザ・ニードルなどが見られます。海水浴のチャンスがあるので、水着やタオル、ビーチ・シューズなどをぜひ、お持ち下さい。