「古きよきブータン」が残るブムタン地方
中央ブータンのブムタン地方はヒマラヤ山脈を挟んでチベットとの距離も近く、早くから仏教を始めとした文物が流入し、人々の信仰心の篤い地域です。歴史的に重要な寺院が多く、ブータン人も憧れるブータンの聖地とされています。
緑豊かな谷にお寺や民家が点在し、ゆるやかに流れる時間は、まるで昔話や神話の舞台。着いたときには田舎だと思っていた西ブータンのパロやティンプーが近代的な大都会だったと思えるほど、そこには古きよきブータンの伝統的な暮らしが息づいているのです。
訪れたお客様が「長時間移動した価値があった」と口を揃えるブムタン谷。
ポブジカは、越冬のため渡ってくるツルのために村の電化を遅らせてまで、電線を地中に埋設したことで知られている「ブータンらしい」里。大きな氷河谷では、最近はジャガイモや蕪など野菜作りが盛んで、のんびりした農村散策や伝統的な民家でのホームステイが楽しめます。
どちらもブータンに行くなら、是非とも訪れて欲しい場所です。
初夏から夏には緑が美しい風景も楽しみながらの道中も楽しみの一つです。