ラダックの中心レーのメンツィカン(伝統治療院)のほか、緑豊かなニンム村、ティンモスガン村を中心にラダックの素朴な伝統医療の姿に触れる旅。小川さんの人脈を生かしてメンツィカンの学友でアムチのタシさんの実家などにもお邪魔して生活に根差したラダックの伝統医療の様子に触れる旅です。
またラダックの生活の基礎となるチベット仏教の僧院も訪れ、僧院生活や仏教壁画なども拝見します。高山植物や野生動物の出現も期待できるチベットとの国境に広がる美しい高山湖パンゴンツォも訪れます。
講師の小川康さんより:
暮らしに息づくラダック伝統医学
古びた診察室でひたすら真言を唱え続ける老医師。放牧の帰りに薬草を採取する半牧半医のタシ。畑を耕している途中で患者の脈を診る村医ツェスペル。神秘の湖パンゴンツォの近くの村の医僧ロブサン。彼らは大自然のなかで、人々の根源的な営みとともに存在していた。そして僕は「ラダックのような大自然のなかに薬店を開こう」と天啓のごとく思い立った。2016年に信州の山奥に開いた「森のくすり塾」のモデルはラダックにある。今回、僕がラダックを訪れるのは10年ぶりとなる。きっと今回の旅でも、何か大切な気づきを得られるような予感がしています。ぜひ、ご一緒に!
【お詫び】※「風日和」Vol.02掲載の情報からツアー代金、催行人員など旅行条件が変更となっております。大変申し訳ございませんが、ご注意ください。
2013年のツアーの様子はこちら
チベット医・アムチ小川の「ヒマラヤの宝探し」
第20話 ド ~ラダックへの旅~ チベット医・アムチ小川の「ヒマラヤの宝探し」
第178回 パンゴンツォ ~辺境の医学~
第179回 サン ~銅の匙~
第180回 アニ ~尼僧の人権~
第181回 ギュ ~アムチの成人式~
第182回 シェルドン ~読経とアムチ~
ラダックではアムチ小川康さんと日本語ガイド スタンジンが同行します

東洋と西洋の医学を薬学で結ぶ情熱の薬剤師
小川 康 (おがわ やすし)
富山県出身。1970年生まれ。「森のくすり塾」主宰。東北大学薬学部卒。薬剤師。元長野県自然観察インストラクター。薬草会社、薬局、農場、ボランティア団体などに勤務後、 99年1月よりインド・ダラムサラにてチベット語・医学の勉強に取り組む。2001年5月、メンツィカン(チベット医学暦法学大学)にチベット圏以外の外国人としては初めて合格し、2007年卒業。晴れてチベット医(アムチ)となる。チベットの歌や踊りにも造詣が深い。2009年7月小諸に富山の配置薬を扱う「小川アムチ薬房」開店。(現在は「森のくすり塾」に改称、長野県上田市野倉に移転、開業)2015年3月、早稲田大学文学学術院を卒業。修士論文のテーマは「薬教育に関する総合的研究」 著書:『僕は日本でたったひとりのチベット医になった ヒマラヤの薬草が教えてくれたこと』(径書房)『チベット、薬草の旅』(森のくすり出版)
『チベット医・アムチ小川の「ヒマラヤの宝探し」』を風の旅行社社サイト内で連載中。

故郷ラダックを日本語で紹介する現地ガイド
スタンジン・ワンチュク
日本語でラダックの歴史や宗教を語れる数少ないラダック人ガイド。 ラダックの最奥の地ザンスカールのリジン村出身で、ザンスカールの王家とは親戚筋。 デリー大学オーロヴィンド校、政治学部卒。 学生時代は、里帰りの度に「雪の回廊」チャダル・トレックを歩き、その経験を生かしてツアーガイドの仕事を始める。その豊富な経験と人脈で「風のラダック」を支えてくれています。



