旅人目線の「世界ふれあい街歩き」

つむじかぜ177号より


「世界ふれあい街歩き」という番組をご存知でしょうか。放送は、NHKのBShi で、毎週木曜日午後10時~10時44分に放送しています。再放送は、同じくBShi 毎週金曜日午前8時15分~8時59分。そのほか不定期でアンコール放送をしています。

私が、最初にこの番組を見たのは、昨年の4月だったと思います。その回はフィレンツェでした。ちょうど、昨年の3月末に家族でフィレンツェに行って来たばかりだったので、とても印象的でした。それ以来、しばしば見ます。

ご覧になったことのある方ならお分かりでしょうが、この番組の特徴は、毎回違う旅人が街をぶらぶら歩き、旅人は決して映らない。旅人の目線=カメラになっていて、その目線は、テレビを見ている自分の目線ともなるので、まるで本当に自分が、今、その街を歩いているような錯覚に陥るところにあります。「あ、狭い路地だなあ。階段があるぞ。降りてみよう。広いなあ、商店街だ。あ、おじさんが何か売っているぞ。聞いてみよう」こんな具合に、その旅人の呟きが入り、街の人に色々訊ねて歩くのです。

私たち家族も、フィレンツェでは、ツアーに入らずに、駅近くのホテルからぶらぶら歩いて、ヴェッキオ宮やウフィツィ美術館などに行きました。夕方、ちょっと小高い丘の上にあるミケランジェロ広場からフィレンツェの街を眺めました。番組でも、全く同じようにミケランジェロ広場から眺める場面が出てきました。「おお、そうそう、その階段を登ったぞ。そこに俺たちも立ってたよ。う~ん。そう、この眺めだ。同じだ」こんな風に、自分が行ったことのある街ならその時の情景を再現してくれます。

そして、なかなか、海外の街角で、現地の方に気軽に「何をしているんですか」などとは聞けないものですが、それをこの番組はやってくれます。何気ない「ふれあい」が生まれ、その街にぐっと近づいた感じがします。

最近は様々な旅番組があります。実は、こんな仕事をしていても、あまり好きになれない番組も結構あります。しかし、この番組は、とても好きです。ヨーロッパの街が多く取り上げられるのは、きっと、歴史があって、街の風景が絵になるからだと思いますが、カトマンズも決して引けを取らないから、きっと近いうちに収録される。と、私は思います。今から楽しみです。

★弊社代表取締役原優二の「風の向くまま、気の向くまま」は弊社メールマガジン「つむじかぜ」にて好評連載中です。

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