これだからコンピュータは…

つむじかぜ178号より


先週の日曜日、家のコンピュータが壊れてしまい、その復旧作業に悪戦苦闘した。我が家にはD社のノートブックが2台あるが、それが両方とも使えなくなったのだ。1台は、液晶が真っ暗になって映らなくなってしまいサポートセンターに電話をして、修理の見積をとったら、なんと89,000円。D社本体で売っているノートブックより約3万円も高いのにはビックリした。

これじゃ、まるで、修理はしたくありません、と言っているようなものだ。頼りのもう一台も、土曜日にインターネットエクスプローラーのバージョンアップのお勧めが出たから、あまり深く考えもせず、OKをクリックしたら、そのまま、凍りついて動かなくなった。その後は、どうやっても立ち上がらないから、モードを変えて立ち上げて色々やってみたが、やっぱり通常モードは何かが引っかかって止まってしまい、立ち上がらなかった。

くそう!こうなったら最後の手段だ、と決心し、リストアに挑戦したが、何度やってもCDからは立ち上がらない。途中で諦めるのは悔しいし、かといって、やればやるほど苛々する。

女房がどうしてもしなければならない仕事がある、というので、仕方なく、立川のビックカメラまで新しいコンピュータを買いに行った。「XPを出しているのはD社だけです」店員にそう言われ、またもやD社を買う羽目になった。ハードは160ギガでメモリーは2ギガも付いていているからまあ十分だ。昔に比べるとかなり安い。

さあ、これで大丈夫!と、家に帰ってセットアップ。あれ?無線LANが繋がらない。エラーメッセージにしたがって、マイクロソフトのHPまでいってその原因を調べ、対処法に従ってあれこれやってみたが、ダメ。今時のソフトは、何でもユーザー登録が必要で、インターネットが繋がらないとこれができない。登録ができないとアップデートができない。一緒に買ってきたウィルス対策ソフトは、登録しないと安全性が保てないなどと、脅迫めいたメッセージを出す。もう、私の苛々は最高潮に達した。

気分を変えよう、と風呂に入って夕飯を食べた。その後、立ち上げたら、何故か無線LANは繋がった。無事繋がったからいいのだが、もう、さっぱり訳が分からない。自分の知識のなさは棚に上げ、コンピュータはこれだからいかん!と、毒突く。結局、自分でも情けないくらい消耗してしまった。休養をとり、リフレッシュするはずの日曜日はむなしく過ぎた。

★弊社代表取締役原優二の「風の向くまま、気の向くまま」は弊社メールマガジン「つむじかぜ」にて好評連載中です。

シェアする