マレーシアに行ってきました

つむじかぜ244号より


約2年ぶりにクアラルンプールに行きました。空港のロビーではチャドルに身を包んだ女性を多数目にしました。きっと中東からの観光客だと思われます。

マレーシアでは、2001年の9.11以降、急激に中東からの観光客が増えたそうです。ヨーロッパや米国に渡航しづらくなり、同じイスラム教のこの国にやって来るようになったというわけです。

今回は、この国で、33年前から観光客の手配をしている旅行会社の社長A氏に会うのが訪問の目的でしたが、A氏は中東の観光客に、当初は大変苦労したそうで、色々話してくれました。

彼らは、家族でやって来るそうです。高級ホテルを使い、考えられないくらい沢山買い物をします。食事は戒律に厳格で、同じイスラム教の国とはいえ大変苦労するそうです。中には、ホテルの部屋で料理をする人もいて大きなトラブルになることもあるそうです。

また、一番困ってしまうことは、時に奥さんが複数の場合があるそうで、チャドルを身に付けているので外見では区別がつかないのだそうです。何でも匂いで区別する場合もあるとか。

最近、訪日観光客が増えて来ましたが、実は、日本の旅館やホテルは必ずしも外国人観光客を歓迎していません。言葉の問題もあるのでしょうが、多くは、習慣の違いやマナーの“悪さ”に参ってしまうようです。まして、日本人が殆ど接したことのない中東の人々を迎えるとなったら、どうなるでしょうか。国際理解と簡単にいいますが、実際は、なかなか難しいものだと改めて感じました。

★弊社代表取締役原優二の「風の向くまま、気の向くまま」は弊社メールマガジン「つむじかぜ」にて好評連載中です。

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