働くことの喜び

つむじかぜ278号より


4月に入り、弊社にも新しいスタッフが加わりました。といいましても、「新卒」ではありません。みんな職歴を持っています。正確に言えば、2月、3月、4月に各1名ずつ計3名が入社しました。

昨年の10月に採用した者も加えて、今週から4名で新人研修が始まりました。しかし、総務部や人事部があるわけではありませから、研修を専門に行うようなスタッフはいません。マネージャーなどが入れ替わり立ち代りで講師になります。実は、私も今日(4/8)の午後、行います。

私は、風の旅行社の歴史や、会社が考えていることなどを話します。旅行業の歴史や現在の状況にも触れます。もちろん、企業ですから、利益をあげなくてはなりませんから、綺麗ごとだけでは済まされません。しかし、企業が利益をあげるとは、長い期間それが継続できる仕組みを作ることです。価値を創造しその対価をもらう。そのことを自覚して欲しいと思います。

既に、社会経験をもっているわけですから今更「社会人としての心得」などを教える必要はありませんが、職歴を持っているが故に、今までの仕事を振り返り、働くとはどういうことなのかを考えて欲しいと思っています。

人は、人生の最も多くの時間を労働に割くわけですが、作業として仕事を捉え厭々やっている人と、仕事を通して自分を成長させようと努力している人ではまったく違います。働くことの喜びは、成長の中にあるはずです。

そして、働くことの楽しさとは何か。職人は、何故、反復の中で厭きずに何年も同じ仕事が出来るのか。たこ焼き屋のおっちゃんは、何故、毎日たこ焼きが焼けるのか。「おいしいっていってもらうことが嬉しい」と本心から言える心情とはどんなものか。そんなことを、一緒に考えようと思っています。

★弊社代表取締役原優二の「風の向くまま、気の向くまま」は弊社メールマガジン「つむじかぜ」にて好評連載中です。

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