大震災“その後の活動”

つむじかぜ480号より


5/19、RQ災害教育センター主催の「4年目のRQ。いまも続く活動とHelp!」に参加してきた。6つのNPO法人などが、“その後の活動”を報告し今後の継続に必要な支援などを参加者と共に考えようという趣
旨の会だった。

同センターは、センター自身のHPによれば、『東日本大震災の被災地支援のために結成されたボランティア組織「RQ市民災害救援センター」から発展して誕生した組織で、2011年12月7日に設立された』そうだ。支援組織は一時的なものだが、その成果を引き継ぎ次につなげるための組織といえよう。

「RQ市民災害救援センター」は、3.11の東日本大震災発生後すぐの3/22に宮城県登米市に活動拠点を築いて活動したが、同年11月にその支援活動を終えている。その活動を引き継いだ6団体が、“その後の活動”を報告するというわけだ。

6団体とは「FORTUNE宮城」(代表 河崎清美)「ウィメンズアイ」(代表 塩本美紀)「RQ聞き書きプロジェクト」(代表 久村美穂)「くりの木ひろば」(代表 大和夕子)「さざほざプロジェクト」(代表 足立千佳子)「手のひらに太陽の家プロジェクト」(代表 佐々木豊)で、5団体は、女性の代表で、終始そのパワーに圧倒された。

どこの団体も、時間とともに東日本大震災自体が風化する中でボランティアの人数も減り、継続することが難しくなっているようだ。それでも、個人的な熱意、特に女性のパワーで踏ん張っているという印象を受けた。もちろん、苦しいばかりでは、こんな活動は続かない。感動や喜び、達成感、充足感があって初めて続くに違いない。

「問題は、化石燃料です。何億年も前に地中に固定化したCO2が、今、大気中に出てくれば、現在の地球のCO2は増えてしまうんです。ですから、もっと森林資源を使う生活に切り替えなくてはダメなんです。ALL電化なんてとんでもないですよ」RQ災害教育センターの代表であり、くりこま高原自然学校の佐々木豊志さんが、熱心に話してくれた。

なるほど、単に支援という話だけではなく、生き方そのものを考えることが、今こそ大切であると私も感じる。もっとも、東京のマンション暮らしでは、薪ストーブなど使えるはずもないという私自身の生活環境を考えると間逆であり寂しい限りである。きっといつかは、と思い続けることにしよう。

★弊社代表取締役原優二の「風の向くまま、気の向くまま」は弊社メールマガジン「つむじかぜ」にて好評連載中です。

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