この夏の総括

オリンピックの期間中は結構暑い日もあったから、誘致の際に東京の夏は過ごし易いなどと説明したのは嘘だったのか。そんな批判が海外のマスコミからあったという。「東京の夏が過ごし易いなどと誰が言ったのか?」と逆に疑問に思ったが、久しぶりに、今年の夏は過ごし易かったように思う。特に8月の中旬は雨の日が多く、夜は布団を引っ張り出した日もあったくらいだ。9月に入った昨日今日は、もうすっかり秋の様相だ。パラリンピックも余すところ今日を入れてあと4日間。あっという間に怒濤の2021年夏が終わろうとしている。渦中では無意味でも、何年か後には、あの夏は何だったのかという総括が大きな意味を持つに違いない。

弊社は相変わらず月曜、木曜の週2日、11時から17時まで電話とメールのみの営業を続けている。オリンピック・パラリンピックが終わったら海外旅行も徐々に始まるのではないか、と期待していたが、そんな様子はかけらもない。終了後は、そのまま政局がらみとなりそうだ。やはり、総選挙が終わるまで待つしかないのだろうか。

それでも、漸く、経団連がワクチンパスポートを使った海外との往来を政府に提言するという前向きな動きが出てきた。鍵は14日間の隔離の緩和である。既に、ワクチン接種から2週間経てば隔離不要という国も出てきているし、欧州内では国家間の往来が盛んに行われている。ワクチン接種で重症化リスクと死亡率が大幅に下がったことと、感染者が増えても医療体制が崩壊しない、ということが社会経済活動や海外との往来再開に踏み切らせた根拠になっている。

では、日本でも同様な判断が成り立つだろうか。日本の場合は、今ですら医療体制が崩壊しており今後も簡単には病床数を拡充しないという弱点がある。何故、1年半もの間、この問題が解決しないのか。誰かが抵抗し邪魔しているとしか思えない。竹中平蔵氏は明確に「病床が増えないのは、知事が地元医師会ともめるのが嫌で知らん顔するから」だと指摘している。日本の病床は約160万。その3%くらいしかコロナ対策として使われていない。それで医療逼迫というのはやはり納得がいかない。にもかかわらず、何故かマスコミも含め批判は小さく、立ち消えになっている。もはや後々の総括に委ねるしかないのかと思うと空しい。週刊誌でもいいからすっぱ抜いてほしいのだが。

今後は、経口治療薬の年内または年明け承認が私たちの命運を分けるだろう。既に、治験が順調に進んでいるという。医療体制や検査体制の拡充は抵抗勢力のために進まなかったが、経口治療薬承認は、政府の決断次第である。もちろん厚生労働省の中にも安全性重視を理由にストップをかける勢力もあるようだが、首相はリーダーシップを発揮してほしい。加えて、新型コロナを感染症法のインフルエンザと同じ第5類に変更すれば、withコロナではあるが新しい日常が始まる。灯りは見えてきたというならそれを誰にも見えるものにして欲しい。心配は政局だ。政治が混乱すれば、その間コロナ対策も止まりかねない。もはや、何があっても驚かないが、あまりガッカリさせないでほしい。

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