最近のラサ[LHASA・TIBET]

ロサール明けのラサは、どう喩えられるだろう。 土中に蠢いていた虫たちがもそもそ外に繰り出していく感じか。 眠たそうな目をこすりながら。 

まだ街は半分か三分の一ほどは「寝ている」。 官公庁や大きいデパートなどはもう開いているようだが、小売店などはまだロサール(or旧正月)気分を楽しんでいるようだ。 開いている店も多いが、なんだか気だるい感じだ。 店員が麻雀をやったり、昼からチャンを飲みながらだらだら店番をしている。 商売など二の次なのかもしれない。 

ロサールの期間、街はややカオス気味になる。 酔っ払いが街をうろつき、喧嘩をしながらゲロを吐く輩も少なくない。 学校からも塾からも解放されている子供も自由そのもの。 おもちゃの銃を片手に見境なく撃ってくる阿呆もいるが。 

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(バルコルにて)

それでも天候は申し分ない。
ロサールに取り替えたばかりの五色のタルチョが青空に映える。 
(おおげさに聞こえるかもしれないが)ラサにいて幸せだと感じる瞬間だ。 
チベットは宗教的な魅力だけでなく、美的な魅力にも溢れていることをみなさんご存知であろうか。 「美しいチベット」。 よけいなものが削ぎ落とされ、自然や建築物の色や線が堂々と、でも静かに自己主張をしており、お互い衝突などすることなく、広くて深い空間に自由にのびのびと生長していこうとしている。

今朝雪が降った。
雪の降る音に見惚れて、窓を開けて外を眺めながら半日ぼんやりベッドの中にいた。 「春眠暁を覚えず」の詩にはちょっと早すぎるが、冬眠明けはこんなものかもしれない。

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(雪のバルコル)

Daisuke Murakami

2月21日
(ラサの)天気 くもり(また雪がふるかも)
(ラサの)気温 −5〜12度 
(ラサでの)服装 ジャンパー、コート、長ズボンが一般的です。日焼け対策は必須。 空気も非常に乾燥しています。

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