リピーターが語る 冬のモンゴル ほっくほく体験

聞き手●稲元あかね(東京本社)

冬のモンゴルといえば、「寒い!」というイメージが強くて足が遠のきがちですが、観光客の少ないこの季節には、冬にしか体験できないことが満載です。
現地の人々との出会い、ふれあいはダンゼン冬がお勧め!
モンゴルをより身近に感じられる、心があったかくなる季節です。
そこで、冬のモンゴルリピーターのお客様(東京都 Sさん)に、ぎゅぎゅっとあったかい冬のモンゴルの魅力について伺いました。

夏と比べて冬のモンゴルの魅力はどんなところですか?


防寒着をしっかり着こなす
ホームステイ先の子ども
お手本にしましょう

Sさん: 空がとってもきれいです! 星空も夏よりもいっそう輝いて見えるんですよ!
朝はきれいな日の出を見ることができます。冬は日が短く、夜が明けるのも遅いのであまり早起きしなくても見られるのがいいです。日によってはダイヤモンドが輝く朝も。
それから、冬の乗馬も素敵です。冬用のゴタル(ブーツ)、デール(民族衣装)のレンタルのおかげで寒くありません。のんびり雪原の中を乗馬すると、夏とはまったく違った風景に出会えます。
でも、風の強い曇りの日に耳が凍傷になりかけました。帽子はしっかりかぶってください。
あったかいゲルの外は氷点下20℃を下回る天然冷凍庫。 冷凍肉を使ったモンゴル料理はとてもおいしいです。

冬お勧めは何ですか?

Sさん: やはり、なんと言ってもホームステイでしょう。 冬のほうが家族と一緒にいる時間が長くて、すぐに仲良くなれるのが何よりの魅力です。
また、冬こそゲルの快適さを感じます。外はマイナス20℃でもゲルの中はあったかです。
暖炉で燃やすアルガリ(家畜の糞)も凍ったまま乾燥するので、ぜんぜんにおわなくて燃料としてのありがたさを感じます。家族と密着した時間を過ごせるので、モンゴルの寒い冬の生活の知恵や文化を身近に感じることができるんですよ。

ホームステイ中はどんな事をして過ごしていますか?

Sさん: 朝は、家族の誰かが火をつけてくれて、ゲルの中が暖かくなるまで寝ています。遊牧民の仕事を一緒にするのは大変ですが、家族と仲良くなってお手伝いにも挑戦しました。

搾乳をしようとしたら、なかなか上手に出来なくて凍えてしまいました。そんな時は暖かいゲルに一目散に飛び込んで熱々のスーテイツァイ(ミルクティー)で身体を温めます。
それから、雪を溶かして水をつくったこともあります。山の上から袋に入れた雪をもってくるのは、二人がかりで挑戦しました。結構、大変でした。

2004年12月にホームステイをした時には、羊やヤギの赤ちゃんが生まれて、夜は小屋にいれていました。朝と晩に母親と会わせて授乳させるために「赤ちゃん運び」を手伝いました。まるで、バケツリレーのようでした。

ステイ先に子どもがいたら遊びます。子どもたちは最初は恥ずかしがっていますが、すぐに仲良くなってくっついてきます。夜が長いので、ゲームを教えてもらったり、トランプをしたりします。突然、遊牧民が訪ねてくることがよくありますが、これも文化ですからビックリしないでくださいね。

ミニ指差し会話帳を使ってモンゴル語やモンゴルの歌を教えてもらいました。自分でコミュニケーションをとると、よりいっそう家族を近くに感じます。モンゴル人は大の歌好きですから一緒に歌を歌うととても盛り上がります。冬のホームステイで、馬であちこち連れて行ってもらったときにも歌は大活躍しました。

想い出にのこっている出来事を聞かせてください。

Sさん: たくさんあるので、どれがいいか・・・。
思いつくまま言うと、
●車が雪の中につっこんで動けなくなって、運転手さんが遠くに見える他の車を呼びに行き、牽引してもらって脱出しました。
●馬に乗って、ずいぶん遠くまででかけ、道の駅のような食堂でボーズ(蒸し餃子)を食べたこと。レストランではなく、現地の人しか立ち寄らない食堂です。暖かすぎる食堂で、お茶碗に無造作に盛られたボーズ(モンゴル蒸し餃子)やポットから注がれるスーテーツァイを味わって、庶民の生活も垣間見れました。
●馬に乗って、凍傷になりかけたこともあります。防寒対策は絶対ですね。
●羊、ヤギの子を見たこと。触ったこと。羊の赤ちゃんが生まれるところを見たこと。産まれたばかりの赤ちゃんは夏には出会えない宝物です。
●2005年はほしのいえに滞在し、毎日毎晩、遊びました。

これから、冬のモンゴルに行ってみよう! という方にメッセージやアドバイスをお願いします。

Sさん: 冬の空、雪の山はとても美しいです。冬のモンゴルは寒いです。私の経験では-35℃~-5℃! でも、外に出るときは着込んでいくし、ゲルの中はあったかです。
ゲルの真ん中には暖炉があって、食事もここでつくります。真ん中に火があるのはいいなあと思います。厳しい寒さの中で暮らす人々の生活の知恵を感じたり、ながーい夜を家族と一緒に過ごしたりするのはおもしろいですよ!

※写真はイメージです

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