サハラ砂漠の過ごし方 ~最果ての村マアミド~

マアミドの場所

アフリカ大陸の面積3分の1近くを占める広大なサハラ砂漠。
モロッコでこの砂漠を訪れるのにツアーでおなじみの場所は、ワルザザートから東に約350km離れたメルズーガです。目の前に広がるさらさらの砂地のシェビ砂丘は、私達が思い描く砂漠そのもの。
でも、広大なサハラは訪れる場所によって景色が大きく異なります。メルズーガの砂漠と一味違う景色を見るなら、ワルザザートの南260kmに位置するマアミドがお勧めです。
アルジェリアの国境までわずか45kmしかない最果ての村マアミド。ここへの道のりをご紹介します。

マラケシュからまずは南部の基点となる町ザゴラを目指します。
約7時間のドライブですが、道中はワイルドな岩山と太古から続く地層の景色が続き退屈しません。
サハラ砂漠の南の玄関口となるザゴラですが、観光客も少なくのんびりしています。



グランドキャニオンのような景色の中を走る

ザゴラで毎週水曜と日曜に開かれるマーケット


かつてはモロッコ一長い川と言われたドアラ川沿いの道路には、オアシスの村が点々としています。途中にあるタムグルートは陶器の産地で、工房が点在し作成過程の見学もできます。



こねた粘土を器に成型する

ここの陶器は深い緑色が特長


いよいよマアミドへ。礫(れき)砂漠が広がる奥に、砂丘が点在しています。黄色い砂は、日の光によってゴールドにも見えます。村から砂漠の中のテントまで、ラクダに揺られて約2時間。



岩山を越えると砂漠が広がる風景が待っている

礫砂漠 この中に点々と砂丘が現れる


さあベルベルテントに到着です。ミントティーの歓迎を受けた後は、砂漠の景色をゆっくりと味わってください。大きめのテントは食堂です。夜はここでモロッコ料理の定番タジンをいただきます。



地平線に囲まれて過ごす砂漠の一夜をぜひお楽しみ下さい。


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