ラマダンは、イスラム教徒にとって一年で最も大切なお月(イスラム暦の9月)に行われる習慣です。この期間は、日の出から日没まで、飲食や喫煙を控えて過ごします。2026年はだいたい2月17日(火)頃から3月19日(木)頃までの約1ヶ月間がラマダンにあたります。
ラマダンについて、モロッコ支店のラシッドに聞いてみました。
Q. ラマダンの前はどんな準備をしますか?
ラマダン中は家でゆっくり過ごす時間が増えるため、まずは家の中を綺麗に掃除します。それから、1ヶ月分の食料をたっぷり買い出します。日の入りから日の出までの間に食事をとることになるので、家族みんなが大好きなものや栄養満点の食材を準備します。特に、栄養価が高くて甘いデーツ(ナツメヤシ)は、大好物なのでたくさん用意します。

デーツは大好物です

たわわ実ったデーツ
Q. ラマダンはどのように始まりますか?
月を観察して開始の日を決めます。決まったらテレビやラジオで発表します。
Q. ラマダン中の食事について教えてください。
ラマダンが始まって、最初に迎える食事は日没後の「イフタール」です。これは家族の絆を深める、本当に大切な時間です。まずは、デーツと水を少し飲み、モロッコの伝統的なスープ「ハリラ」から食事をスタートさせます。ハリラは、「モロッコ版のお味噌汁」のような存在です。おなかやさしく栄養もたっぷりなので、空っぽの胃にじんわりしみわたる、ホッとする味です。

家庭のハリラスープ
Q. 観光中に知っておきたいことを教えてください。
お店の営業時間は?
ラマダン期間中、会社やお店は営業時間を短くすることが多くなります。これは、家族みんなでイフタールを囲むために、早めに家に帰るからです。
夕方の雰囲気は?
マラケシュの有名なジャマ・エル・フナ広場も、日が沈む前は人が少なくなって、いつもとは違う静かなムードに包まれます。ただし、日没直前は帰宅を急ぐ車が増えて、たまに猛スピードを出すドライバーもいます。道路を歩く際は少し注意してください。
Q. :観光客は飲食をしても大丈夫ですか?
はい、大丈夫です。観光でモロッコを訪れる方が日中にお食事をとっても問題はありませんので、安心してください。ただ、もし可能であれば公共の場での飲食や喫煙は控えていただくことをおすすめします。そうすることで、この特別な期間をより深く体験していただけると思います。

マラケシュスーク街に輝くランプシェード
ラシッドからのメッセージ
ラマダンは家族や友人と過ごす大切な時間であり、観光客にとってもモロッコの特別な雰囲気を体験できる時間です。
Ramadan wa, kazoku ya yuujin to sugosu taisetsu na jikan de ari,
kankoukyaku ni totte mo Morokko no tokubetsu na fun’iki o taiken dekiru jidai desu.

モロッコ支店ラシッド