山田長政とシルクロード

山田長政が描かれた「王国への道」 山田長政が描かれた「王国への道」

最近、「沈黙」が映画化され、深夜に「真昼の悪魔」がちょっとホラーっぽいテイストでドラマ化されていて気になっていた遠藤周作、コリアン先生。ちょうどタイのアユタヤのことを調べていたら山田長政のことを書いた本があったので買って読み始めました。が、そこで「ペドロ岐部」なる登場人物と出会いました。17世紀初頭切支丹禁教令の下、司祭になるべく日本を脱出。マカオで司祭になれないと聞くと貿易船でゴアへ。さらに、隊商にまぎれてペルシャを経て、ホルムズ、バグダッド、エルサレムを通りローマまで来たというのです。主人公よりこっちの方が気になって仕方ありません。当時でも天正遣欧使節などがありましたが、なんのバックアップもない一人旅。彼の見た世界とはいったいどんなものだったんでしょう。いろんなシルクロードがあるもんです。

それぞれのシルクロード、こんなシルクロードはいかがですか?