添乗報告記●知られざる裏ゴレパニ・トレッキング7日間(2019年4月)

添乗ツアー名 ●知られざる裏ゴレパニ・トレッキング7日間
2019年4月28日(日)~2019年5月4日(土) 
文・写真 ● 川上哲朗(東京本社)


年末年始に催行された同ツアーに続き、ゴールデンウィークはネパールの穴場ルート「裏ゴレパニ」を歩くコースにアテンドしてきました。

GWのネパールは乾季から雨季へと移り変わる頃合いであり、一般的には“ベスト”と呼ばれる時期ではありません。しかし実際に訪れてみると、その定説を覆すような魅力に満ちたシーズンだったのでした。


 GWでもヒマラヤが見えたのか!?

雨季へ向かう時期ではあるものの、空気がクリアな早朝は素晴らしいヒマラヤの峰々を拝むことができました!


ダウラギリ(8,167m)ダウラギリ(8,167m)

「裏ゴレパニ」ルートでは、8,000m峰のダウラギリやアンナプルナⅠをはじめ、アンナプルナサウス、マチャプチャレなどそうそうたるヒマラヤジャイアンツが大集合します。


左からニルギリ、アンナプルナⅠ、アンナプルナサウス左からニルギリ、アンナプルナⅠ、アンナプルナサウス

ご来光に期待する早朝、震えて日の出を待たなくて良いのがこの時期の魅力です。ただ、どうしても昼過ぎから雲が出てきますので、夕焼けのヒマラヤを見られるチャンスは少ないかもしれません。


 シャクナゲの開花状況は?

ゴレパニエリアで有名なのはネパールの国花・シャクナゲ(ラリグラス)。開花は3月中下旬がピークだとされていますが、はたしてGWはどうだったかと言うと……。


シャクナゲのトンネル!シャクナゲのトンネル!

はい、ちゃんと咲いていました! 麓のエリアではすでに終わっているようでしたが、標高3,000m付近は今まさに満開のようで、 赤、ピンク、白、薄紫など4-5種類ほどのシャクナゲを確認。


赤と薄紫のシャクナゲ赤と薄紫のシャクナゲ

その他、サクラソウやジンチョウゲの仲間、リンドウ、スミレなどがトレイルを彩っており、ゼンマイやミズ、イラクサなどの山菜も沢山芽吹いていました。みずみずしい緑に癒やされます。


 GWのネパールトレッキングは是か非か

「是」です。前述の通り、ヒマラヤ展望やシャクナゲの森歩きも存分にお楽しみいただけますし、同じ大型連休である年末年始と比べて格段に暖かく、高所でもトイレの水が凍って流れないというようなトラブルがありません。


暖かな尾根を行く暖かな尾根を行く

天候については運に左右される事も多いですが、雨は午後~夕方にまとまって降るケースが多いため、なるべく早め早めに行動を開始するのが吉でしょう。この時期は日照時間が長いので、スケジュールに余裕を作りやすいという点も魅力です。


 この時期に注意すべき点は?

暖かくなると雨上がりを中心にヤマビルが発生することがありますので、念の為「ヒル下がりのジョニー」や「ヤマビルファイター」など虫よけの持参がお勧めです。


たぶん彼もヤマビルに悩まされているはずたぶん彼もヤマビルに悩まされているはず

また、午後は大気の状態が不安定になりがちですので、雷や雹などによる気象遭難にはくれぐれもご注意ください。


 裏と表の対比が鮮やかでした

トレッキング最終日、亜熱帯らしい広葉樹林のトラバースを経て“表街道”に合流した瞬間、その賑やかさに目を見張りました。

近年、“表街道”のかなり奥までジープ道が通じた影響で、ゴレパニにはまるでホテルのような5階建ての高層ロッジが林立し、今や一般の観光客が大挙して訪れるヒマラヤ展望地になりつつあります。


賑やかなゴレパニの“表街道”賑やかなゴレパニの“表街道”

しかし、“裏街道”ですれ違う人はほぼ皆無。美しいシャクナゲや広葉樹林のトンネルを歩き、静かに8,000m峰2座を含むヒマラヤと対峙する……。正直、私も人の多さに少々辟易していたゴレパニですが、あらためて当エリアの魅力を認識できたツアーでした。


< 今回同行したツアー >

ツアーのセールスポイントについては過去のレポートが詳しいです。併せてご参照ください。
添乗報告記●知られざる裏ゴレパニ・トレッキング7日間(2018年12月)


アンナプルナ山群の好展望地モハレにも訪れる

知られざる裏ゴレパニ・トレッキング7日間

3名催行日本語ガイド早割

自然豊かで、静かなトレッキングを楽しめる穴場ルートです。春はシャクナゲの森を歩けます。
出発日設定2019/11/01~2020/03/15
ご旅行代金304,000円~375,000円
出発地東京・大阪・名古屋

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※「裏ゴレパニ」のトレイル上に難所はありませんが、道標やロッジが少ないため道迷いの危険性があります。個人では安易に歩かないほうが無難でしょう。