ラジェシュよりナマステ! ネパールの地方のお祭り

皆様へ

ナマステ、ネパールよりラジェシュです。

日本もコロナで大変な日々を迎えてると思いますが、皆さんお元気ですか。ワクチン接種が早く進み、みんなワクチン接種が終わったら皆さんと会える日が近づくと思います。

さて、ネパールの情報を書きます。ご存じの通り、ネパールはお祭りが多い国ですが、全国で行うお祭りと、地方だけで行うお祭りがあります。例えば、毎年10月に行うダサインや11月に行うティハールは全国で行うお祭りです。これから書くお祭りは、各地方で行うお祭りです。

ガイジャトラ祭

カトマンズ盆地などネワール族が大勢住んでいる地方で行われ、特に旧王宮広場や旧市街を回ります。2021年は8月23日に行いましたが、コロナから自分たちを守るため、マスクをかけながら人々は町に出ていました。

ガイジャトラ
ガイジャトラ

左側の写真は、自分の子供にお祭り用の飾りをさせ、旧市街を歩いている親子の姿です。右側の写真は、自分の家から出ようとしている少年の姿です。雨が降ってたので傘をさしてます。

ガイジャトラ
ガイジャトラ

ガイジャトラ祭りの歴史はこういうお話です。

数百年前のある日、当時の王様の子供が病気で亡くなりました。その事件で王妃はとても悲しくなり、ずっと泣いていました。王様や周りの人々の話も聞きません。

それを見た王様が自分の周りの人々と相談し、一つのことを決めました。それは、家族の中の誰かが亡くなった場合、家族みんなで王宮広場を通るということです。国民は言われた通りにしました。

大勢の人が王宮広場を通るのを見た王妃は、自分の子供だけ亡くなったわけではない、世の中の大勢の人々の子供も亡くなっているのだと分かりました。それで王妃は泣くことをやめたそうです。

それからずっと、ガイジャトラのお祭りは続いています。

左側の写真は、カトマンズ旧市街の写真です。家族や親せきも集まり結構にぎやかになります。雨が降ってましたので傘をさしている人々が大勢います。右側の写真は、ボランティア団体が用意している飲み水です。

ガイジャトラ
ガイジャトラ

さて、コロナの情報です。

毎日2,500人から3,000人の感染者が増えています。回復者数が減り、毎日1,500人から2,000人ぐらいです。

現在、ネパールは第2波が続いていますが、もうすぐ第3波が来るので皆さんとても気を付けましょうと政府は言っています。ワクチン接種はある程度続いていますが、学校は今でもオンラインで行ってます。必要な自動車以外は午後8時までしか動けません。ただ、ロックダウンはだいぶゆるくされているので、レストランは中に入って食べている人々も少なくないです。

感染者 回復者 死亡者
728,532人 679,495人 10,239人

日本も毎日感染者が増えていますので、皆さんずいぶん気を付けてください。

ラジェシュ

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