【開講記】海水なんか飲んで大丈夫!? 大磯海岸に集まるアオバト

海水なんか飲んで大丈夫!? 大磯海岸の岩礁に集まるアオバト
9/5(土)岩礁に来るアオバトに会いに行こう! 大磯海岸

大磯といえばロングビーチの世代ですが、今回はアオバトです。大磯駅に降り立つと、まだまだ海水浴シーズンの雰囲気が漂っています。空を見上げると、既に北側の湘南アルプス方面から海に向かってアオバトが飛んでいます。大磯海岸では、初夏から秋にかけて多いときで1日延べ1,000羽以上が観察されるとのこと。絶好の観察チャンスはもう始まっているようです。

大磯駅前を飛んでいるアオバト
大磯駅前を飛んでいるアオバト
観察ポイントの照ヶ崎海岸
観察ポイントの照ヶ崎海岸


全員集合後、歩いて大磯海岸の照ヶ崎を目指します。10分程歩いて大磯港先の防波堤に上がると、いますいますアオバト…というより大勢のカメラマン! 数十人が巨大バズーカでシャッターチャンスを狙っています。アオバトの他にもトビやウミネコもいますが、かなり存在感薄い感じです。

山から飛んできたアオバトの雄
山から飛んできたアオバトの雄


アオバトは数十羽のグループで飛来し、満潮時でも海水を飲むことができる岩礁に降り立ちます。雄雌の区別は容易で、雄は羽の部分が赤紫で雌は全身緑系です。雄雌混合グループでやってきますが、岩礁の上は目立つのでハヤブサ等の襲来に気をつけなければいけません。また、波に流されてしまったら一大事です。そのため、岩礁滞在時間はとても短いのです。しかし、何故アオバトだけがこういった危険を冒してまで海水を補給しにくるのでしょうか? 鳥の世界には不可解なことがたくさんありますね。

波に飲まれそうになったアオバト
波に飲まれそうになったアオバト
沢山のアオバトが水を飲みにきます
沢山のアオバトが水を飲みにきます


まだまだ終わらない夏の日差しをたっぷり浴びたところで観察終了。海岸は風が抜けずに蒸し暑かったのですが、防波堤の上は海風で涼しい! 行列ができるという大磯漁協直営の人気店「めしや」で鮮魚の昼食を楽しみ、今回も無事解散となりました。

次回の「10/18(日)上流河川敷の野鳥を探そう 相模川」では、様々な環境で生活する鳥たちを探します!



【今回確認できた鳥達】


アオバト・カワラバト・オオミズナギドリ・カワウ・ウミネコ・トビ・ハシブトガラス・イソヒヨドリ


 

風の鳥日和

 

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