二重の城壁で囲まれたヒヴァの旧市街「イチャン・カラ(内城壁)」は、「街中が博物館」とたとえられ、オアシス時代の景観を偲ぶことができます。4つの門によって外の世界と結ばれており、2つの宮殿、多くの神学校、モスク等が立ち並びます。そんなイチャン・カラ内をちょっと覗いてみましょう。
未完成のミナレット、カルタ・ミノル
正門のようになっている西門オタ・ダルヴァザを入って見えてくるのが、カルタ・ミナルです。カルタとは短いという意味で、美しい青の彩釉タイルで覆われた未完成のこのミナレットは、1852年に着工後工事が中断され、現在に至っています。
ヒヴァで1泊して夜の散策
夕食のあと、イチャン・カラの散策はいかがですか?昼間は観光客で賑わっているイチャン・カラも、日が暮れると静かな時間となります。中世の街並みに思いをはせる…そんな時間がピッタリの夜のイチャン・カラです。
手編みの靴下はお土産にぴったり
イチャン・カラにある工房でよく見かける靴下。日本の靴下よりは分厚いので、カバーソックスに近いです。手編みで様々な色や形がありますのでお気に入りの1足をぜひ見つけてください。
ホラズム地方の名物に舌鼓
ディルやコリアンダーを練りこんだ麺の上に、ラグマンのソースに似た具材をかけて食べる料理です。主に夏に食べる料理です。
バラクとは一般に水餃子のことで、こちらは卵を使った餃子です。味は淡白な味でサワークリームと一緒に食べます。
古代遺跡アヤズ・カラの近くで1泊
キジルクム砂漠には古代ホレズムの遺跡が数多く残っており、その中でもアヤズ・カラは特に見ごたえのある遺跡です。小山のような都城にはかつての水路や城壁が残されています。
アヤズ・カラの麓にあるユルタキャンプではランチをしたり宿泊もできます。男女別ユルタ内にはベッドがあり、冬の時期は電気マットまであります!
紀元前に築かれた古代ホレズム王国の都の城跡「アヤズ・カラ」と城壁の中はまるで異空間の「ヒヴァ」(イチャン・カラ)。ぜひ古代と中世の息づかいを感じてください。