韓国の美味しいものの宝庫として知られる全羅道を巡る旅
朝鮮半島の南側、西部に位置する「全羅道(チョルラド)」は、南と西側が海に面しているため、海産物が豊かな土地柄。また、温暖な気候に恵まれているため、食文化も豊かで、韓国一の食の都と言われています。
食材が豊かな土地柄であるため、他のエリアに比べて、味もよく、料理の種類も多いのが全羅道の魅力。韓国の飲食店では、主菜に対してたくさんの副菜が添えられるのが大きな特徴ですが、ソウルや釜山に比べて全羅道は驚くほど豪華なことでも知られています。「美食といえば全羅道」の多彩な食文化をお楽しみください。
今回の旅では、新茶が芽吹く新緑の季節に合わせて、韓国一のお茶処として有名な宝城(ポソン)と、コチュジャンの名産地として知られている淳昌(スンチョン)を訪れます。
宝城では、ロケ地としても有名な、美しい大韓茶園の散策や、お茶の作法を学んでみたり、お茶を活用した食べ物や飲み物、足浴、自然のやさしい色合いに癒される草木染めをお楽しみください。
宿泊先は居心地がよく、落ち着いた雰囲気の伝統的な韓屋に宿泊。宝城では連泊しますのでゆったりお過ごしいただけます。
旅の後半は、古くからコチュジャンの名産地として有名な淳昌(スンチョン)を訪れます。韓国一のコチュジャン作りの名人に手ほどきを受けながらのコチュジャン作り、伝統酒の酒造見学・試飲なども体験していただけます。
韓流ドラマで、宮廷でお茶を飲んでいるシーンがたびたび登場しますが、韓国の人にとってのお茶は 上流階級の人々の飲み物でした。韓国の冬は、日本よりはるかに気温が低く、茶(チャノキ)の栽培には適していないため、日本に比べて収穫量が少なく、高級な飲み物として位置づけられています。そして韓国でも、独自の茶の作法「茶礼(チャレ)」が受け継がれていて、礼で始まり、急須や茶碗・茶巾の扱い方、湯の温度 に配慮していることなど、日本の茶道にも似ている点があります。韓国と日本では、お茶の楽しみ方や、敬意を持ってお茶を振る舞うことが共通している慣習と言えそうです。
また、韓国の庶民にとって緑茶は高級品であるため、日常的に飲むお茶は、山野に自生する植物を工夫して飲み物にしてきました。そのため、韓国の伝統茶は、なつめ茶、蓮の葉茶、桑の葉茶、菊花茶、柚子生姜茶など、たくさんの種類の健康茶があることがまた違ったおもしろさでもあり、日本のカフェのラインナップとは一味違うお茶が味わえます。
韓国のバリエーション豊かな伝統茶や、この時期ならではの初々しい風景と旬の食をぜひ五感でお楽しみください。
最新のツアーレポート
企画スタッフも同行します

東京本社
平山 未来 (ひらやま みく)
企画販売部所属。キルギス、ネパール、女子企画など。社内では写真&動画担当とも言われている。乗馬やトレッキングなどアウトドア系ツアーに添乗することが多い。
大学時代は内蒙古で砂漠緑化ボランティア、豪やNZのファームステイを経てエコツアーと出会い、sustainable tourism(持続可能な観光)を志す。卒業後は屋久島でエコツアーガイドに携わり、2005年入社。キャンプ・トレッキング・カヤック・自転車、写真、レトロでかわいいバイク、ガーデニング、保存食作り、旅好きで多趣味。やわらかい描写が好きでフィルムカメラも愛用。苔の森や星景写真を撮るのが特に好き。手作り、地産地消を好み健康志向。メディカルアロマ、ハーブ、韓方等に興味アリ。動物に好かれるのが特技のひとつ。お茶好きが高じてお茶ツアーも企画中。自然の中でお茶を飲んだりと、ゆるりと過ごすスタイルを好む。オフシーズンになると三角テントを持ってザック一つでふらりと旅に出るので、「スナフキンみたい」とよく言われる。古きよきモノ、自然との調和を好む旅人。写真はモロッコのサハラ砂漠にて。




