川﨑一洋さんの仏教美術講座

《オンライン講座》川﨑一洋先生の仏教美術入門2023

金剛界曼荼羅(大日寺)

不動明王(チベット・シャル寺)

弥勒菩薩(インド・パトナ博物館)

出発日・参加費

出発日 時間帯 参加費 お申込み(受付状況)
2023/04/15(土) 20:00~21:30 ¥3,300 終了 第1回 仏教のパンテオン(1) 如来と菩薩
2023/04/22(土) 20:00~21:30 ¥3,300 終了 第2回 仏教のパンテオン(2) 明王と天
2023/06/03(土) 20:00~21:30 ¥3,300 終了 第3回 観音を知る(1)
2023/06/10(土) 20:00~21:30 ¥3,300 終了 第4回 観音を知る(2)
2023/07/01(土) 20:00~21:30 ¥3,300 終了 第5回 曼荼羅とは何か
2023/07/08(土) 20:00~21:30 ¥3,300 終了 第6回 後期密教の仏たち
全6回 20:00~21:30 ¥18,000 終了 一括申込(見逃し配信あり)

講座概要

阿弥陀如来はなぜ全身から光を放っているのか? 観音菩薩はなぜ蓮華(ハスの花)を持っているのか? 千手観音に千の腕があるのはなぜか? 不動明王はなぜ怒っているのか? 大黒天が背負う大きな袋には何が入っているのか? などなど、個性的な仏たちの姿に秘められた深い意味を、日本のみならず、インドやチベットに伝わる仏像や仏画などの作品を紹介しながら解説します。また、たくさんの仏たちを一定の理論に基づいて並べて密教の世界観を表現した「曼荼羅(マンダラ)」についても、その読み解き方を学びます。

《配信形式》ZOOM  見逃し配信も予定しています
《参加費》3,300円/回 全6回一括申込の場合:18,000円

《各講座の内容》 
注)弊社パンフレット「季節便vol.20」から講座タイトルが多少変更になっています

第1回 4月15日(土)  仏教のパンテオン(1) 如来と菩薩 
 「如来」とは、ブッダ(=目覚めた者)となって悟りの世界に至った存在。その身体にあるとされる人間とは違う32の特徴を紹介するとともに、「如来はどこにいるのか?」という、仏身論についても考察します。また、迷いの世界に留まって、人々を救済しながら修行を続ける存在である「菩薩」について、それぞれの持ち物(アトリビュート)とその象徴性に注目し、個々の菩薩たちがもたらすさまざまなご利益について解説します。

第2回 4月22日(土)  仏教のパンテオン(2) 明王と天
 5~6世紀頃から、仏教はヒンドゥー教の影響を受けて、密教の時代に入ります。密教では、人々のさまざまな願いに応じて、多様な仏たちが生み出されました。その代表が、「明王」と呼ばれる怒れる仏たちです。また、ヒンドゥー教の神々を積極的に取り入れ、「天」と呼んで信仰しました。恐ろしい姿をした明王が生み出された背景を探るとともに、個性豊かなヒンドゥー教の神々について、インド神話とともに紹介します。

第3回 6月03日(土)  観音を知る(1)
 アジア各地で絶大な人気を集め、最も盛んに信仰されてきたのが、観音菩薩です。チベット仏教の最高指導者であるダライラマも観音の化身であり、その住まいであるポタラ宮は、観音の浄土であるポータラカにちなんでいます。まず、「観音」という名前が何を意味するのかを解説し、観音のさまざまなご利益を説いた『法華経』の「普門品」(=『観音経』)を読みながら、仏教の中で観音が生み出された背景と、その人気の理由を探ります。

第4回 6月10日(土)  観音を知る(2)
 『観音経』によれば、観音は33の姿に化身して人々を苦しみから救済するといわれ、西国、秩父、坂東などの三十三所巡礼は、この数字にちなんでいます。そして密教の時代になると、ヒンドゥー教の神々をモデルとしながら、「変化観音」といわれるバラエティーに富んだ姿の観音が生み出されました。千手観音、十一面観音、如意輪観音、不空羂索観音などの変化観音について、アジア各地に遺る作例を比較しながら、姿の特徴を学びます。

第5回 7月01日(土)  曼荼羅とは何か
 如来、菩薩、明王、天などの、たくさんの仏たちを一定の規定に基づいて配置し、密教の世界観を表現した曼荼羅。チベットには100種類を超える曼荼羅が伝えられていますが、日本では、弘法大師空海によってはじめて日本に伝えられた、胎蔵曼荼羅と金剛界曼荼羅の二つの曼荼羅が有名です。ブッダ(=目覚めた者)の目から見た「宇宙」と「心」を表すとされるこれら二つの曼荼羅について、密教の歴史とともに易しく解説します。

第6回 7月08日(土)  後期密教の仏たち
 インドの密教は8世紀以降、ヒンドゥー教との交渉を益々盛んにし、タントラ仏教、金剛乗などとも称される後期密教の時代に入ります。その伝統は、中国や日本には伝わりませんでしたが、ヒマラヤを越えてチベットに伝わり、その文化に大きな影響を与えました。性や死の理論を取り入れた後期密教の教理とともに、男女合体像や忿怒像など、日本では見慣れない、エネルギーに満ちた後期密教の仏たちを紹介します。 

kawasaki kazuhiro

現役住職にして仏教美術研究家

川﨑 一洋 (かわさき かずひろ)

昭和49年、岡山県生まれ。高野山大学博士課程修了。博士(密教学)。現在、高野山大学特任教授、四国八十八ヶ所霊場第二十八番・大日寺住職。密教の曼荼羅を中心に、アジア各地の仏教美術、仏教儀礼を研究。ネパールやチベットの各地でフィールドワークを重ねる。
著書:『四国「弘法大師の霊跡」巡り』(セルバ出版)、『弘法大師空海に出会う』(岩波新書)
共著:インド後期密教(上)(春秋社) 第1章担当
インド後期密教(下)(春秋社) 第6章担当

担当講座一覧

講座条件・その他

会場 ZOOM(オンライン)
定員 30名
持ち物
備考
お申込み 【お電話】03-3228-5173
【Eメール】info@kaze-travel.co.jp ※講座名、住所、氏名、お電話番号、参加人数をお書き添えください。
【WEB予約】ページ下部のボタン(黄色)よりお進みください。
お申し込みの流れはこちら

講座予約

出発日 時間帯 参加費 お申込み(受付状況)  
2023/04/15(土) 20:00~21:30 ¥3,300 終了 第1回 仏教のパンテオン(1) 如来と菩薩
2023/04/22(土) 20:00~21:30 ¥3,300 終了 第2回 仏教のパンテオン(2) 明王と天
2023/06/03(土) 20:00~21:30 ¥3,300 終了 第3回 観音を知る(1)
2023/06/10(土) 20:00~21:30 ¥3,300 終了 第4回 観音を知る(2)
2023/07/01(土) 20:00~21:30 ¥3,300 終了 第5回 曼荼羅とは何か
2023/07/08(土) 20:00~21:30 ¥3,300 終了 第6回 後期密教の仏たち
全6回 20:00~21:30 ¥18,000 終了 一括申込(見逃し配信あり)