古谷のネパール・レポート2(ムクティナート〜マルファ〜ナウリコット〜タトパニ)

ネパール出張中の古谷より、続報到着。
ジョムソン街道を北上し、ジョムソン、ムクティナート方面の状況を確認中です。

▼ムクティナート、ジャルコット、カグベニ

ナマステ!!
朝の4時につきのいえを発ちジョムソンに到着。懸念していたポカラ⇒ジョムソンの国内線も定刻通りの出発・到着。
アンナプルナ山群北側にあるジョムソン周辺は、雨雲がアンナプルナ山群にさえぎられる為、降水量も激減する地域のため、この時期でも晴天に恵まれることが多くある。
ジョムソンに降り立った瞬間、雄大なニルギリ峰が青空の下で我々を迎えてくれた。
震災直後、ジョムソン周辺では、それなりの被害があると噂を聞いていた。
ジョムソンでは、全壊家屋7棟。半壊家屋無し。人的被害無し。
全壊家屋も元々地盤の弱い傾斜地に建てられた家のみで、それ以外の家屋は殆ど被害がない。

ムクティナート、ジャルコット、カグベニも被害無し。
ジョムソンからムクティナートへの道も震災前となんの変化もなく被害無かった。
また、昨日、ラウンドアンナプルナ・ルートをマーシャンディ側からトロンパスを越えてきたトレッカーに、
話しを聞いたところ、チャーメ、ピサン、マナンも被害なし。
震源地に近いベシサハールもメインストリートは被害なし。少しは離れたところの家屋の一部が倒壊した程度とのことだ。

マーシャンディ付近およびマーシャンディ西側は、震源地に近い場所でも被害がほとんど無いため、その理由をカトマンズで、研究者にインタ ビューして聞いてきます。既にアポもとりました。

▼マルファ

マルファも震災被害なし。
ただし、6/2の大雨で小規模な土砂崩れが発生(復旧間もなく終わる)。

とにかく、このエリアの震災被害は極めて少ない。
にもかかわらずツーリストが全くいない。ロッジ等は営業しているが、お客さんはいない。
ある意味、非常に静かなトレッキングが堪能できる・・・。

▼ナウリコット、タトパニ

ナウリコットも被災無し。です。
とにかく、観光客がいない。どこもかしこも閑古鳥が鳴いています。
被災していないだけに、心の底から観光客ディノス(来てください)です。
どこのロッジも観光客ツァイナ(いない)で、商売にならず心が折れそうになっています。
被災していないところも、苦しみがあります。
商売にならない状況を、いつまで耐えられるかです。

今、タトパニにいます。
これから移動しますが、行ければベニまで。
ただし、途中バイシャリ~グマウネタル間が通行止めになり、その間歩きになります。
時間によってはグマウネタルに泊まります。
カリガンダキ川沿いで車が通れないのはバイシャリ付近のみで、他の区間は極めて普段通りです。

では、これから移動します。


ジョムソン郊外


カグベニ付近


マルファ


ナウリコット


4.25 ネパール大地震
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