添乗報告記

迷宮の街フェズを彷徨う (2010年9月)

 

コース:エキゾティック・モロッコ周遊 9日間
2010年9月18日〜9月26日 文●前田優希(大阪支店)

迷宮のフェズ

「今回このツアーで一番楽しみにしていることは何ですか?」と参加者のみなさんにお尋ねしたところ、サハラ砂漠と並んで多かったのが『迷宮を彷徨いたい』という答えでした。9世紀に形成された「フェズ・エル・バリ」は世界最大規模のメディナ(旧市街)で、一度迷ってしまうと自分がどこにいるのかわからなくなる、まさに迷宮と呼ぶのにふさわしい場所です。今回は迷宮の街フェズをピックアップしてご案内したいと思います。
朝9時頃ホテルを出発し、まず一番に向かった場所は、現在でもモロッコ国王がフェズに滞在するときに使用している王宮。残念ながら、王宮の中は一般観光客には開放されておらず入ることができませんが、美しい正門だけでも見る価値ありです。門に近づくと、モロッコ風の精巧な幾何学模様がとても綺麗です。

王宮の門
王宮の門
王宮の門・拡大してみると
拡大してみると

その後ユダヤ人移住区を少し歩きます。中世の頃、スペインで迫害されたユダヤ人たちがモロッコに移住してきました。フェズのユダヤ人移住区はその中でも最古のもの。今でも独特の雰囲気が残っています。
車に戻り、丘をのぼっていくと絶景が待っている展望台に到着。かつてこの場所が外敵からの見張り台であっただけあって、迷宮の町を上から一望できます。写真を撮るにはとっておきの場所です。

ユダヤ人移住区
ユダヤ人移住区
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ガイドについて行くと
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絶景が待っていました!

フェズでは職人の業を間近で見ることができる様々な工房へご案内します。次に訪れたのが、陶器工房。お皿やタジン鍋などの食器類や大きな噴水まで様々なものを職人さんたちが作っています。職人さんに「タジン鍋を作ってほしい!」とリクエストすると轆轤を回してあっという間に完成。まさに職人技です。作業場を見学した後は、工房に併設しているお店でお買い物。小物や食器など、みなさんお土産に様々なものを買っていらっしゃいました。

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タジン鍋をリクエスト
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花瓶に模様をつけています
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かわいい食器
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パーツを組み合わせていきます
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完成した手洗い場

次はいよいよメディナを散策します。メディナの中は細い道が入り組んでいてまさに迷路!一度迷えばもう最後、ガイドとはぐれないように必死に後をついていきます。途中突進してくるラバにあたりそうになったり、お祈りが終わった人々がモスクから出てくる姿を見ることができたり。モロッコ人の生活感が溢れる光景に圧倒されてしまいます。

手洗い場
手洗い場
モスクから出てくる人々
モスクから出てくる人々
突進してくるラバ
突進してくるラバ

タジンやブロシェット(お肉の串焼き)などおいしい昼食で腹ごしらえをし、次は織物工房へ向かいます。ここで風の旅行社からおひとり一枚ターバンをプレゼント。このターバンは砂漠で砂塵よけになったり、車中で日よけになったり、後々大活躍することになるアイテムです。赤や青などみなさんにお好みの色のターバンを選んでいただきます。お気に入りを見つけた後はみんなで記念撮影。みなさんお似合いでした。

工房を後にし、再びガイドの後ろをただただついていくと、次第に異臭がただよってきました。狭い入り口を入り、階段を上がって行くと突然ミントの葉を渡されます。異様な臭いの正体は、なめし革工房。バブーシュなどの革製品のお店から下に広がるなめし革工房を見学します。職人さんたちが円形の染色桶で革の染付けをしています。またまたこちらも写真スポット。渡されたミントの葉は、実はにおい消しのためのもの。ミントの葉のおかげで強烈なにおいの中、なんとか見学することができました。

なめし革工房
お店から下をのぞくと・・・
なめし革工房
なめし革工房が一望できます

お店を出て、またガイドについてメディナを彷徨っていると、いつの間にかドライバーが待っている車のもとに到着。途中スーパーマーケットに寄ってモロッコのお菓子やミントティーなどお土産を買ってホテルへ戻りました。
フェズは昔からのモロッコの人々の生活を垣間見ることができる魅力的な街です。まるでタイムスリップしたかのような感覚を味わいに是非フェズへお越し下さい。くれぐれも迷子にならないようご注意を!