出張報告記●5年ぶりのウズベキスタンで見て食べた件(2019年9月)

出発日:2019年 9月10日
文・写真 ● 中坪聴子(大阪支店)

入国審査がスムーズになった件

久しぶりのタシケント到着時で驚いたのは、入国手続きのスムーズなこと。 以前は窓口が少なくずいぶん待たされていた手続きも今回はスイスイすすみ、更に笑顔での対応と5年前とは比べ物にならないほどでした。なによりも査証不要(30日間の観光・業務などの滞在時)と税関申告書の提出緩和は、煩わしい手続きがなくなり、旅の期待度が一気にあがりました。

チョルスーバザールはタシケント市民の台所

地下鉄の構内撮影がOKになった件

タシケントの地下鉄構内は長らくの間、軍事施設とされ撮影が禁止でした。構内は豪華な装飾デザインが有名で、宇宙のデザイン、綿花のデザインなど、各駅ごとに装飾が違い地下鉄を乗り継ぎながらの「駅めぐり」は以前からお勧めの体験でした。2018年に禁止していた写真撮影が解禁となり、更なる楽しみが増えました。タシケントの日常の足となっている地下鉄で「映える写真撮影」をしながらの「駅めぐり」、お時間あればぜひ乗車してください。

アーモンドなどの植物をモチーフにした内装のBodomzor駅

ベテランドライバーの食情報が重要な件

お米、綿や羊の油、にんじん、たまねぎ、肉を入れてゆっくり炊き上げたプロフはウズベキスタンの代表的な料理です。このプロフは、中国の焼飯にも似ていますが、焼飯が炊いたご飯を炒めるのに対し、プロフは炒めたご飯を炊くため、時間がたつと油がまわり美味しさが半減する場合があります。そのため出来立てをいただくのが一番おいしいのです。今回、プロフは12:30に炊き上がるという情報を得て向かったお店では、多くの地元のお客様やドライバーさんで満員。メニューはサラダとプロフのみで、サラダは運ばれてきた中から1種類選びます。肝心のプロフの味は、黄色のニンジンがほんのり甘くパプリカのような味わい、そして少しだけ固めに炊いたお米と、ほろほろと柔らかいお肉が絶妙でした。やさしい味付けのため、いくらでもお腹に入ってしまい気がついたときには大皿ペロリでした。

 また、ブハラでは地元の人に人気のラグマン屋があると聞きつけ、ドライバーさんからドライバーさんへ「おいしいラグマン*屋はどこだ」と尋ねまわり、ようやく場所がわかりました。が、生憎の定休日。後日、味は間違いないと確認できたので、現在のツアー日程に入れることにしました。

 どの国や地域でも、ベテランドライバーさんが行くお食事処は、地元の人達に愛されている場所です。インターネットの情報も大事ですが、ベテランドライバーさんの食情報は世界共通だと今回の出張で再確認できました。ぜひ目で舌で地元の食を感じてみてください。

* ラグマンとは麺料理で、トマトベースのスープに野菜やお肉が入っており、これまたウズベキスタンでも人気のメニューです。

地元の人に愛されるプロフ

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2020/04/14(火)
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