先日、約10年ぶりにチベットを訪れました!
今回はツアーの添乗ではなく、西蔵自治区文化和旅游庁の招待を受けて、海外や中国国内の旅行会社を対象に行われた視察旅行に出張という形で参加してきました。
当初は30名ほどの小規模なグループと聞いていたのですが、なんと気がつけば総勢100名超の大所帯に!
マイクロバス11台と政府専用車10台以上が連なって主要都市を巡る様子は、現地でも話題になっていたようで、多くのマスコミが取材に訪れ、新聞やニュースでも連日取り上げられていました。

100名以上の多国籍ツアーはまとめるのが大変!
今回私がまず驚いたのは、インフラ面の大きな進化。
到着したラサ空港は、4年前に完成したばかりの立派な新ターミナル。
そしてラサ市内へは、以前は車で1時間半ほどかかっていたところ、高速道路が整備されたことで、なんと30分であっという間にアクセスできるようになっていました!

ラサ空港国内線第3ターミナル
都市間の移動も、高速道路がしっかりと整備されていてとてもスムーズ。
チベットでは高速道路の利用が無料で、渋滞もなく、移動はとても快適になっていました。

上空からみた高速道路の様子
驚いたのはハード面だけではありません。
ホテルのサービスなどソフト面もぐっと向上していて、廊下ではルームサービス用のロボットとすれ違うことも。

ホテルの廊下でよくすれ違った働き者のロボット
客室には酸素吸入器や加湿器が常備されていて、高地に慣れていない初日でも、体が比較的楽に感じられました。これは高山病が不安な方にも大きな安心材料になると思います。

風のツアーでよく利用するタンカホテルにも酸素吸入器が完備されています
ここ数年の急速な経済発展で、特にラサは「秘境」の雰囲気はあまり感じられず、中国の大都市のひとつに変貌していました。
昔の素朴なチベットを知っている方には少し寂しさもあるかもしれませんが、旅行のしやすさという点では大きな前進だと感じました。
なお、チベット自治区への渡航には、中国ビザは現在不要ですが「入境許可書(パーミット)」が必要です。
風の旅行社ではその手続きもすべてお任せいただけますので、ぜひ一度、今のチベットを体験しに行ってみてください!