添乗報告記●大草原で星空リトリート5日間

添乗ツアー名:大草原で星空リトリート
2025年8月23日(金)~8月27日(水) 
文・写真 ● 池内明穂(東京本社)

星空体験プロデューサーイワシロアヤカさん同行の新企画!30代~90代(なんと90代の方が2名様も!)の旅を心から楽しむパワフルで素敵な女性の皆さん11名様と共にモンゴルをぎゅっと5日間で満喫してきました。

初日は夕方関西空港ご集合、夜19時出発です。関西以外の方にも参加いただきやすく、出発当日の時間に余裕があるのは良いですね。ウランバートル到着は深夜11時頃。その後、車で1時間程車移動で到着したツーリストキャンプ。キャンプオーナーが出迎えてくれて、それぞれのゲルではストーブの使い方などをレクチャー頂き、就寝。早速星空が出迎えてくれました。

草原で迎える朝

2日目からは草原滞在!朝、ゲルの扉を開けると、そこには見渡す限りの草原が広がっています。「どこでもドア」を開けたような気分になった、と仰っていたお客様の言葉も心に残っています。ひんやりとした空気が心地よく、遠くの稜線に馬や羊の群れ見え、モンゴルに来た事を実感。

講師イワシロさんのプログラムでは(といっても仰々しいものではありませんよ)、さまざまな体験を通じて、五感を研ぎ澄まし感じる為のヒントや、「気づき」を与えてくれたり、「気持ちをアウトプットする場」が提供されます。自己紹介から始まり、体験を通して気持ちをシェアする機会が用意されました。自分の感じたことを言葉にして伝えることで思いが整理され、他の参加者の感じ方や考え方に触れることで、新たな発見や共感、そして視点の広がりが生まれました。

イワシロさん(左)のワーク。食事の後に五感を研ぎ澄ます方法や気づきのヒントなどをレクチャー。

乗馬体験

午前と午後に分かれ、2時間たっぷり乗馬を楽しみました。午後は雨に降られましたが、遊牧民の馬方さんは惠の雨といわんばかりに、ニコニコ。雲の様子を見ながら午前と違うコースを進み、幸い雨も上がりキャンプに戻るころには服も乾いていました。皆さんも怪我無く体験できました。

待機中の馬達。愛らしい。

乗馬体験後の晴れやかな笑顔が素敵

星空観察

旅のハイライトの一つ星空観察。

夕方頃から澄みきった空が広がってきました。暗さに目が慣れてくると見える星の数も増えてきます。イワシロさんによる星座解説に耳を傾け、ガイドのTさんからはモンゴルの星の伝承なども話してもらいました。モンゴルの夜空は、空気が澄んでいて、星の一つひとつがくっきりと輝いて見えます。日本では見上げる形で眺める星々も、ここでは地平線近くまで広がり、まるで空全体が星で覆われているかのようでした。北極星は日本で見るよりも高い位置に見え、北斗七星は地平線に沿うように低く横たわっていたのが印象的でした。

モンゴルでは、天の川を「羊の群れ」に見立てる伝承があり、帯状に輝く星々が遊牧生活とも深く結びついていることを感じました。

人工のものが一切ない、大自然の中で味わう星空はまさに“天然のプラネタリウム”、寝そべった夜の草原からは、ハーブの香りが心地よく漂い、心静かに自分の内面を見つめ、夜空に魅了されるひとときとなりました。

星空の下で(写真提供:河合孝子様より)

遊牧民訪問

5畜(馬、牛、羊、山羊、駱駝)をお持ちのお宅へお邪魔させていただきました。
ミルクを頂き、乳製品を作る工程をお手伝い、夕方は乳しぼりを体験。お昼ごはんは特別に私達の為に、ホルホグを用意してくれ、調理の過程も見学。大鍋で調理している最中は、大空の元、皆でゲームも楽しみました。大切な羊1頭をふるまってくれたこと、皆で感謝しながら頂きました。お母さんとの語らいの時間では、遊牧生活についてや、ご家族のことをお話くださったり、参加者の皆さんについてもお話をしたりと、ゆったりとした交流の時間も過ごせました。

遊牧民のお宅にて 青空の下で頂くホルホグ 

遊牧民のお宅への向かう途中の峠に建つオボー
ガイドのTさんに意味や方法を教わり、時計回りに3周。自然への感謝、旅の安全、自身の希望など、3つの石を積みながら祈りを捧げます
最初にミルクとお菓子をいただきました
手際よく羊をさばいていく様子を見学
乳製品(アーロール)作りのお手伝い
夕方、乳しぼりの体験もさせていただきました。

大草原で、お母さんと語らい

ウランバートル市内散策

ゆったりとした時間が流れる草原3泊から一転、大都会ウランバートルでは、名物?の渋滞も体験しながらの市内散策。旧国営デパートでのお買い物はお土産選びだけではなく、市井の人々の生活の一部にも垣間見ることができ新鮮でした。また民族音楽鑑賞では、馬頭琴やホーミー演奏はもちろん、舞踊や宗教儀式を模したもの、アクロバティックな技芸など!盛りだくさんのプログラム♪。そして街の中心スフバートル広場散策など、広場のスケールの大きさを体感し、滞在時間いっぱい満喫しました。

ドラマの舞台にもなっている国立ドラマ劇場

ウランバートル中心 スフバートル広場

今回のツアーは、日本発着5日間という短い日程の中で、草原滞在3日間(連泊は嬉しい!)&ウランバートル市内1泊を通じて、草原滞在、満天の星空、乗馬体験、遊牧民訪問、活気あふれる大都会散策という、美味しいとこどりの旅となりました。

通常のツアーでは、他の参加者の思いを知る機会は多くはないと思いますが、イワシロさんのプログラムによって、様々な体験を通しお互いの思いを知ることで、一つのチームのような温かな雰囲気が生まれたように感じました。

また大草原の中に身を置き、自分自身と向き合う時間を持てたこと、心身のリラックス&リフレッシュができたこと、エネルギーチャージができたような旅となりました。

指差し会話帳も活用し積極的に現地の方との交流を楽しんでいらっしゃいました!
ゆったりとしたスケジュール。草原で何もしない時間も贅沢なひと時

ご参加頂いた皆様、イワシロさん、ガイドのTさん、楽しかったですね!ありがとうございました!!

風では乗馬ツアーも力をいれておりますが、それだけではありません。モンゴルを様々な角度からアプローチしていきます。今回のツアーのような講師同行でより現地を深く楽しめるような、多彩なコースも設定してまいります。皆さんお一人お一人に合ったコースが見つかるはずです、来年もご期待ください。


\冬もそして来年夏も!風のツアーでモンゴルへ✈/

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